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まずは「ディグは良くないこと」って言っておかないとね。〜ルーツは小学生時代の◯◯博士〜

身内音楽(学校の卒業記念や地域の合唱祭など、プロではない普通の人達が歌ったCDやレコードなど)を日夜集める数の子ミュージックメイトさんをお迎えして、カンノ、YOU-SUCKと「ディグ」についての駄話会(全6回)。第1回はディグの異常性と小学校時代のルーツの話。

 

 

カンノ:じゃあまずプロローグ的質問ですが、ディグへの目覚めを教えて頂けたらなと。

数の子まぁ、そもそもそういうことしている人は性格悪い人が多いよね。

カンノ:そうですね(笑)

数の子:レコードとかじゃなくてもいいんだけど、やっぱり何かを集めている人ってどこか歪んでるよね。普通の会社で働いてて子供も1人か2人いる30代前半ぐらいの人は、家にCD無いからね。本も無いよ。

YOU:僕も昨日、大学の友達の家に行ってたんですけど、全然本もCDも漫画も無かったですね。

数の子:それが普通だよ。

YOU:そうなんですよね。

数の子:大体CDを20〜30枚持ってて、それでテレビに出たら、すごい持ってる人になりますよ。

カンノ:なるほど。

数の子:やっぱりね、部屋に物が沢山あるとね、精神に異常をきたすんですよ。

カンノ:こんまりは正しいことを言ってたんだな(笑)ときめかなかったら物は捨てろと。

数の子:心の中と一緒ですよね。部屋の乱れは心の乱れみたいな。部屋に物がいっぱいあるということは、考えもすっきりしていないということですよ。

カンノ:所謂ゴミ屋敷と一緒ですね。

数の子孤独死する人の部屋は物でいっぱいでしょ?すっきりした部屋で孤独死って聞かないもんね。まぁ、まずは「ディグは良くないこと」って言っておかないとね。

カンノ:ふふっ(笑)

YOU:ディグは良いことではない(笑)健康のためにならない(笑)

カンノ:最初の見出しが決定しました、「ディグは良いことではない」(笑)

数の子:病気だから。若きディガー達に言っておかないと。

カンノ:「育つなよ!」って。

数の子:褒められたもんじゃないよ。金は遣うわ、部屋は散らかるわ。

カンノ:じゃあ、数の子さん的にはその病気とは一生付き合う気持ちで生きていこうという感じですか?

数の子:俺は物で埋まってないと安心しないからさ。部屋がすっきりしているってダメなんだよ。泊まるホテルは流石にすっきりしていて欲しいけど(笑)、自分の家は物がいっぱいあった方が落ち着くんだよね。

カンノ:RHYMESTERの「WELCOME2MYROOM」ってそういう世界観の曲だったなぁ。「俺の部屋!」っていう。

WELCOME 2 MY ROOM

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  • RHYMESTER
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

数の子ルーツみたいなことで言うと、小さい頃に「◯◯博士」だった人はディグ気質はあると思うんだよね。「虫博士」とか。

カンノ:数の子さんは「◯◯博士」と呼ばれてたんですか?

数の子俺はね、「妖怪博士」だった。

カンノ・YOU:アハハハハッ!!

YOU:最高だな!

数の子:「妖怪博士」だったの(笑)

カンノ:数の子さんって「妖怪博士」だったんですか!?

数の子:そう。

カンノ:妖怪のディグをしてたんですか?

数の子:妖怪のディグをしてました。俺ね、水木しげるが超好きで。あとね、なんか、色んな種類がいっぱいあるっていうのが好きで。

カンノ:なるほど!

数の子ポケモンもそうだけど。色んな種類がいっぱいあるっていう。あと当時「ゲゲゲの鬼太郎」が流行ってたんだよね。それって商売的にも色んな種類が出せるじゃん。

カンノ:そっか、それで集めちゃうわけなんですね。多分、同じ世代の鬼太郎を見てましたね。日曜の朝。

YOU:憂歌団が主題歌を歌ってた時期ですよね。いや、でも妖怪ハマるのすごく分かりますね。

カンノ:あなたは「怪獣博士」だもんね。

YOU:そう。言うなれば「ウルトラマン博士」だね。

数の子:なるほどね。ウルトラマンウルトラマンと怪獣の両方があるもんね。やっぱりねディグする人ってコレクターなんだよね。