上野：僕は好きなバンドをかけたいなと思いまして、MO'SOME TONEBENDERですね。何週か前にPANICSMILE特集をやりましたが、それと同じ感じで、ただただ福岡の好きなバンドをかける回です！
カンノ：この福岡シリーズ多いなぁ（笑）
上野：無限にやっちゃえるので、気を付けなきゃいけませんね（笑）夜中の３時に聴くのに合ったブチ上がり系の曲をたくさんかけます（笑）早速行きましょう、MO'SOME TONEBENDERで「凡人のロックンロール」
カンノ：かっこいいね！
上野：俺、生まれ変わったらなりたい人ってMO'SOME TONEBENDERのボーカルの百々和宏さんなんだよね。
カンノ：じゃあ、OK?NO!!みたいな音楽やるなや（笑）
上野：そうね（笑）でも、本当にこの曲大好きで。MO'SOME TONEBENDERは1997年から今でも活動しているバンドで、元々3ピースバンドで、今は4人かな。サポートメンバーを入れて。で、全員かっこよくて。
カンノ：どうかっこいいの？
上野：ライブの時はメンバー全員白シャツで毎回出たり、ベースの武井さんのマイクがエルビス・プレスリーみたいなマイクだったり（笑）
カンノ：それは”かっこいい”に入るのか？（笑）
上野：そういう形式的なことをやりながらね。かつ曲も、基本的にワンリフでずっと押し切るような。
カンノ：それはロックンロールだね。
上野：そうなんだけど、結構オルタナティブだったりするの。そのバランス感覚が結構面白いですね。で、ずっと昔からボーカルの百々さんが赤いムスタングのギターを使ってるんだけど、そのギターがずっと欲しくて。で、買ったんだけど、ライブハウスで酔っ払って失くしたというね…。
カンノ：あっ、上野が色々ダメな頃の話ね！
上野：そう！すごく後悔してますよね（苦笑）
カンノ：まぁ、”その程度”ということでしょう。
上野：やめてください、心が荒むので次の曲行きます（笑）MO'SOME TONEBENDERで「ビートルバーナー」
カンノ：古き良きですね。
上野：グッドメロディで、リフも立っててね。
カンノ：それで「オーライ！オーライ！」言っててね（笑）
上野：分かりやすいよね。
カンノ：これは2005年のシングルなんだよね？
上野：そうそう。2005年のシングルなんだけど、これがバンドで一番最初に作った曲で、それをずっと封印してたの。それで「次の曲どうしようか？」となったときに、「あの曲、やっぱり良いんじゃない？」となって復活して録ったらしいですよ。
カンノ：それは知らなかった。
上野：で、このシングルのカップリングにカバー曲が入ってるんですけど、それがT-REXだったり。そういったロックレジェンドへの目配せもやっていますね。
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上野：このあと面白いのが、こういうロックンロールな感じでやっていたにも関わらず、ここから大胆に打ち込みとかをやり始めるのよね。
カンノ：あっ、そのイメージはあるかも。
上野：それを一番最初にやった『TRIGGER HAPPY』というアルバムがあるんだけど、このアルバムはね、全然楽しくないの（笑）いわゆる打ち込みって、楽しくバーンとアガるイメージもあるじゃん。レイヴっぽいとかさ。
カンノ：EDMとかね。
上野：そうそう。そんなイメージもあるけど、こっちは逆に内省的な感じだね。
カンノ：ハウスっぽいのかな？淡々としてる感じ？
上野：そうね、淡々としてる。でもそこで乗っかっている音はロックバンドのそれだから、結構不思議なアルバムですね。で、その中でもカバーをやってて。フリクションという「東京ロッカーズ」ってムーブメントの最前線にいたバンドの曲をそういった感じでカバーしてるんですね。それを聴いてください。MO'SOME TONEBENDERで「BIG-S」
カンノ：不思議な曲。
上野：ビックリするよね。ライブだと盛り上がるんですよ。でも、鬱屈した高校生がうちで一人で聴くのもすごく良いですよ（笑）
カンノ：おうち時間にぴったりな曲（笑）ステイホームアルバム（笑）
上野：そういうのに良いと思います。今日はMO'SOME TONEBENDER特集をお送りしました。
カンノ：MO'SOME TONEBENDERとかって最初はどこで知ったの？
上野：元々ASIAN KUNG-FU GENERATIONがすごく好きで、そのラジオで流れてたのを聴いてだったと思うね。確かそのラジオで「ビートルバーナー」が流れてたんだよね。それで好きになりましたね。では最後に僕がモーサムで一番好きな曲をかけて終わりたいと思います。この曲は学生時代よくコピーしていましたね。聴いてください、MO'SOME TONEBENDERで「Hava you ever seen the stars？」
