Radio OK?NO!! 第33回「緩急特集～前編～」

OK?NO!!の上野翔とカンノアキオで市川うららFMにて『Radio OK?NO!!』を放送しています。ここでは毎週の特集を文字起こしという形で記載します。今回は第33回の11月22日放送分、「緩急特集～前編～」をお送りします。

カンノ：この前は2週ぶち抜きで「前澤友作特集」をお送りしました。

カンノ：それで調べた結果、前澤さんのやっていたバンド・SWITCH STYLEはアルバム毎で音楽性がガラッと変わっていましたね。それって一見、「音楽に信念あるの？」みたいに捉えられるかもしれませんが、その反面、その時にどういう音楽をやったら良いかが分かっているわけだよね。それってある意味経営者的だなと思うんです。

上野：この話、前回の最後にすれば良かったね（笑）

カンノ：全然良い方向に喋らなかったもんね（笑）で、前澤さんのバンドは言うなればアルバム毎にメリハリがあったと思うんです。どうですか？上野君はメリハリのある生活はできていますか？

上野：いやぁ、できてないね。メリハリは難しいよね。

カンノ：ですよね。今日は音楽からメリハリを学べたらと思うんです。例えば「緩急のある音楽」ってありますよね。

上野：あるね。「静と動」ね。

カンノ：今日はそういった曲を聴き込んで、メリハリのある生活を手に入れていこうと思います。「緩急特集」です。

カンノ：2000年代って緩急が流行ったよね。

上野：そうだよね。俺たちが中学生のときのロックバンドなんて皆そんな感じだったよ。

カンノ：今日はそういうバンドをたくさん紹介したいと思っていますが、まずは僕らでいうと思春期の頃のドンピシャな緩急バンドで、ACIDMANという人たちがいます。「静と動」と言ったらACIDMANでしょ！ということでまずはこの人たちの緩急ソング、いってみましょう。ACIDMANで「波、白く」

カンノ：懐メロだね！

上野：俺らにとってはそうだね。

カンノ：まずはこのイントロね！「何が始まるんだ～！？」的期待を高めといて、バコーンと激しいイントロに入り、Aメロの歌に入る前に「チャッ、チャッ、チャッ、チャッ」っていう静のギターね（笑）ここで止めて、また速くなると。あとやっぱり2番Aメロ終わりのボッセ間奏パートね（笑）ライブだとあんなにダイブしていた観客もここでは横ノリになります（笑）

上野：そのあとは曲終わりまで突っ走って終わるね（笑）

カンノ：という曲ですが、やっぱり2000年代はそういう曲が多かった。で、この頃からロックフェスが盛り上がりを見せていきますよね。

上野：そうだね。この曲はフェスでよく見てた気がする。

カンノ：フェスで聴きたいんだよね。一旦引いて、ガァ～って前に出て、一旦引いて、ガァ～って前に出てみたいな曲って。感情の波を引き起こすには、これぐらい分かりやすい緩急があったほうがね。当時のまだダイブが出来た頃のフェスにはそういったものが求められていたような気がします。ACIDMAN以外にも緩急のついた楽曲を奏でるアーティストはたくさんいるので紹介したいと思います。それでは次の曲です、お聴きください。ACIDMANで「新世界」

上野：（笑）