宅録ユニット・OK?NO!!の上野翔とカンノアキオでSpotifyで聴けるポッドキャスト番組『Radio OK?NO!!』を配信しています。こちらではその文字起こしを前編、後編に分けて掲載します。今回は誕生日を迎え31歳になったカンノが、有名ミュージシャンの31歳のときの楽曲を聴いて、嫉妬に泣き狂い叫ぶ「31歳」特集の文字起こし（前編）を掲載します。
Radio OK?NO!! Podcast #017「31歳」特集音声は下記リンクから。
カンノ：今日の収録日が10月13日水曜日なんですけれども、この2日後、10月15日金曜日が私の誕生日でございます。
上野：あー、おめでとうございます！
カンノ：で、この番組で誕生日と言ったら、去年まったく同じタイミングで「30歳」特集という企画をやりました。
上野：あー、やりましたね。ワーワー言うやつ（笑）
カンノ：去年の10月15日で30歳になりまして、そのときに他のバカ売れしているミュージシャンの30歳のときの曲を聴きました。
上野：そうね、わざわざ（笑）
カンノ：わざわざ聴いて、「俺はまったくもってこうなれなかった」ということをギャーギャー言う回をやりましたが、今回も同じことやりまーす！
上野：同じことをやるんですね…（笑）
カンノ：ということで今回は「31歳」特集でーす！
上野：「31歳」特集かぁ。
カンノ：バカ売れミュージシャンの31歳のときの曲を聴いて、「俺は去年も同じことをしたのに、何故今年もこんなことをしてしまうのか。それは売れなかったからだ！」と反省する回を行います。
上野：もうあれから1年経ったんだね～（笑）
カンノ：もう1年経ったのか、嫌だなぁ～（笑）
上野：僕たちの番組を昔から聞いてくれてた人は分かると思いますが、あのときのカンノがいかにワーワー叫んでいたか。
カンノ：そうですよ。あのときはたしかミスチルが30歳のときの曲を聴いて、「桜井さんは結婚と離婚と再婚を20代で済ませているのに、俺はなにもしていないじゃないか…！」って言ってたもん（笑）
上野：比べる対象がデカすぎるんだよ（笑）
カンノ：今日もデカすぎる対象と比べて、しっかり落ち込んで帰りたいなと思います（笑）今が元気のピークですから。
上野：ここからどんどん下がっていくのね（笑）
カンノ：心はどんどん落ちていくけど、声とかはどんどんアガっていくからね（笑）
カンノ：では1曲目、B’zです。
上野：デカいね～！
カンノ：B’zの稲葉浩志さんの31歳のときの曲を聴きましょう。稲葉浩志さんは1964年生まれなので、1995年が31歳でございます。そのときにB’zがリリースした曲はこちらでございます。それではお聴きください、B’zで「LOVE PHANTOM」
上野：これは誰もが知ってるね。
カンノ：だれもがこの曲を知ってるけど、イントロが90秒くらいあるのは誰も知らなかった（笑）
上野：この曲、全然始まらなかったね（笑）
カンノ：イントロでワンコーラス分あったからね（笑）でもイントロでワンコーラス分使うって20代じゃできないですよ。
上野：たしかにできないね。
カンノ：31歳という円熟味が増した状態じゃなきゃできない証ですよね。わけの分からないことができる年齢が31歳なんですよ。
上野：そういう余裕ね。
カンノ：B’zでいうと、「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」や「いつかのメリークリスマス」とかが20代なんですよ。これらを経て「LOVE PHANTOM」が31歳。
上野：なるほどね～。たしかにイントロをここまで引っ張れることの余裕と、歌ってることの内容みたいなやつとかね。
カンノ：長いイントロの部分と、あのサビの歌い出し部分とが「なんでそんな繋ぎ方ができるの？」っていうね。組曲化してる（笑）
上野：たしかに組曲化してるね（笑）
カンノ：「なんであのイントロから、あのサビの歌い出しに繋げられるの？」みたいなことは31歳で手に入れられる切符なんですよ！俺だってそういう切符を手にしていいはずなんですよ！
上野：年齢で言えばそうだけど、でも人は等しく皆、31歳を通過するじゃないですか。
カンノ：でもミュージシャンをやるうえで、B’z的な31歳の過ごし方はとても全うじゃん。20代のうちにちゃんと売れるだけ売れて、そのうえでの30代じゃん。キャリアも10年くらいですよ。そのなかでどう次を展開させていくかって31歳で考えるじゃないですか。それがある意味では本来のスタート地点なんですよ。20代で行けるところまで行き切っての31歳のスタート。それが俺にとっては遠すぎる！
上野：いや～、「31歳」特集はここからだよね！
カンノ：そうだよ！
上野：どんどん自分を痛めつけてね。
カンノ：この企画はここからだから。このあとに彼らは「ultra soul」を控えてるわけですよ！
上野：いやー、すごいね。
カンノ：「ギリギリchop」とか「OCEAN」とか「ライブ中の稲葉のジャンプ力がすごい」とかはこのあとに控えてるんでしょ？
上野：控えてるね（笑）
カンノ：そうなりたかったわ～。20代でいろんなスタンダードをやって、30代で自分の特殊性みたいなものが出るんでしょ？
上野：なんかこういう企画だったの思い出してきたな…（笑）
カンノ：悔しい…！悔しい…！
上野：こういうのがあと4、5回あるんでしょ？
カンノ：はい、次はback numberの31歳です！
上野：急だな（笑）わりと最近の人ですね。
カンノ：そうですね。back numberのボーカル&ギターの清水依与吏さん。生まれは1984年なので、2015年が31歳でございます。この31歳のときにback numberがバカ売れした曲があるので、その曲をお聴きください。back numberで「クリスマスソング」
上野：これもビッグタイトルですね。
カンノ：back numberといったらこの曲だよね。こちら、配信でミリオンセラー達成しております！
上野：おめでとうございます！
カンノ：31歳でミリオンセラーですよ！31歳でミリオンセラー、イイネ！あぁ～！！
上野：「あぁ～！！」（笑）
カンノ：ミリオンセラーって何枚？
上野：アハハハハッ！
カンノ：ゼロがいっぱいなのは分かるよ（笑）そしてプロデューサーが小林武史さん。
上野：はいはい。
カンノ：ミスチルのときも言いましたが、「コバタケはどこにいるのかな？」
上野：言ってたね（笑）
カンノ：いろんな31歳のプロデュースをやってるな、コバタケ。
上野：そういうわけじゃないでしょ（笑）
カンノ：俺も31歳だよ！
上野：「いろんな31歳をやってる」はおかしいでしょ（笑）「どの人も31歳だったときがある」だよ。
カンノ：「いろんな31歳をプロデュースする変態」じゃないんですか？（笑）
上野：次の31歳を探しに行ってる（笑）それにしてもこの曲が31歳なんだね。
カンノ：「もうこれでずっと音楽で食えるな」と思った瞬間だろうな。
上野：「もう確実だ」とは思っただろうね。
カンノ：「もう値段とか気にせずスーパーでバンバン買いものができる」って思ったんだろうな～。
上野：夢のない話だなぁ～（笑）
カンノ：サミットとかライフとかで。
上野：「サミットで値段を気にせず買いものができる」が売れるのラインなんだ（笑）夢がないよ（笑）
カンノ：値段を見ずに買い物かごに牛肉を入れられるんだもんな～！すげぇな～！俺はまだ豚肉の値段もちゃんと見ながら…
上野：もうやめて、やめて！
カンノ：「合い挽きのひき肉しか買えないな！」とか言いながら（笑）
上野：音楽番組なのに、「ひき肉しか買えないな」って言ってるのマジヤバいよ（笑）おじさんが喚きながら…
カンノ：「おじさん」って言ったな！今、「おじさん」って言ったな！
上野：おじさんがおじさんに「おじさん」って言ったんだよ（笑）
カンノ：でも31歳ってそうだよな～。小学生のとき、31歳になったら会社でなにか責任ある立場についてたと思ってたもん。
上野：そうだよね。
カンノ：ウーバーやってるなんて思ってなかったもん（笑）
上野：アハハハハッ！なかなかプライベートを切り売ってるね（笑）
カンノ：ぐぬぬぬぬ…
