SOMEOFTHEM

野良メディア / ブログ / 音楽を中心に

Radio OK?NO!! Podcast #021「クラブ活動」特集文字起こし(前編)

宅録ユニット・OK?NO!!の上野翔とカンノアキオでSpotifyで聴けるポッドキャスト番組『Radio OK?NO!!』を配信しています。こちらではその文字起こしを前編、後編に分けて掲載します。今回は名前に「クラブ」が付く音楽グループを部活動に見立てて、「このクラブは〇〇部だ!」という話をする「クラブ活動」特集の文字起こし(前編)を掲載します。

 

Radio OK?NO!! Podcast #021「クラブ活動」特集音声は下記リンクから。ポッドキャスト登録を是非、よろしくお願いします!

 

カンノ:11月ですね。だんだん秋も深まり、冬になっていきますね。

上野:もう寒いもんね。

カンノ:そんな時期ですが、まだまだ秋ですよ。秋はいろんな秋がありますね。食欲の秋もあれば、スポーツの秋もある。

上野:読書の秋とかね。

カンノ:読書の秋、いいですね。そうです、文化の秋です。基本的には10月が多いかな。ちょっと過ぎちゃいましたが、文化祭シーズンというのは秋であることが多い気がします。ちょっと小耳に挟んだんですが、クラブ活動やサークル活動が大変になっているという話を聞きました。

上野:そうなんですよ。コロナ禍は以前よりは多少落ち着いてきましたが、まだまだ続いてるじゃないですか。で、丸2年コロナ禍で文化祭や体育祭みたいな行事がやられていないじゃないですか。それで2年空いちゃうと、3年で中学や高校は生徒が入れ替わっちゃうので、入ってきた新1年生はもちろんなんですが、上級生である2~3年生も文化祭や体育祭を1回も経験していないので、クラブ活動やサークル活動が結構大変になっているみたいです。

カンノ:なるほど、行事を誰も経験していない状況になってしまってるんですね。

上野:この学校にいる生徒は誰も文化祭を経験していないという怖い状況になっちゃってるんです。

カンノ:先生しかどういうものかを知らないんですね。

上野:だから生徒全員が初めての状態で行事を行うことになる。

カンノ:それで外から人を呼ぶとなると、これまた大変だしね。ちょっとクラブ活動が大変な時期であると。だから僕は、クラブ活動を応援したい!

上野:おっ、クラブ活動応援企画ですか?

カンノ:そうです!「クラブ活動」特集をやりたいなと思います。

上野:なんかバカみたいなタイトルだなぁ(笑)

カンノ:全国の中高生を応援したいなと思います。で、どうですか?最近のアーティスト名で、「~~~クラブ」って名前のグループ、多くないですか?

上野:たしかにね。今に限らずずっといるんだけど、今売れてる人たちや最近名前を見る人たちで「~~クラブ」っていうのは多い気がする。

カンノ:そうそう。前々からあるんだけど、近年多いなと。なので今日は、そういう人たちを部活動に見立てて、”「~~クラブ」って名前の人たちは「〇〇部」である”という話をしながら、そのときの部活動の人たちの思い出を話そうかなと。「この部活の人たちってあんな感じだったよね~」みたいな。「~~クラブ」という名前のミュージシャンをとおして、部活動を振り返ってみようかなと思います。そしてこれを聴いてる皆さんも、自分たちの部活動の甘酸っぱい思い出を振り返ってもらえたらと。

上野:そして今、中高生の人が聴いてたら、「卓球部ってそういう感じなんだ」とかを感じてもらえたね。

カンノ:そうそう!「この部活ってこういう性質」みたいなことってあったじゃん。それをバンドやミュージシャンたちを見立てながらやりたいなと思います。「クラブ活動」特集でございます。

 

カンノ:じゃあまずはこちらのクラブです。今、全校生徒が体育館に集まってますよ。新入生のレクレーションみたいなやつですよ。「次は~~クラブさんの発表です」みたいな(笑)

上野:あったね、そういうの。

カンノ:「それではAwesome City Clubさんの発表です」

上野:いきなりAwesome City Clubね!

カンノ:ということで聴いてください、Awesome City Clubで「Don’t Think, Feel」

上野:オーサム、紅白おめでとう!あと一番売れた「勿忘」はサブスクで2億回再生を突破したみたいですよ。

カンノ:そしてこの「Don’t Think, Feel」のMVが、イケてる男女が服のブランドであるGAPの店舗で服を着まくって踊りまくるビデオなんですね。

上野:あのビデオすごいよね~。

カンノ:あのビデオの明るい人たちはね、思い出すんだよ。高校のころ、創作舞踊部にいっぱいいたんだよ(笑)

上野:アハハハハッ!

カンノ:僕と上野君は高校の同級生なんです。で、僕らの高校は「ダンス部」じゃないんです。「創作舞踊部」なんです(笑)

上野:創作舞踊部でしたね(笑)

カンノ:創作舞踊部はこういう人たち多かった~。オーサム的な匂いのする人たち。

上野:どこまで伝わるかわからないけど、俺はすごくわかるな~。

カンノ:僕らが1回もしゃべったことのないような人たち(笑)

上野:1回もしゃべるチャンスも勇気もタイミングもなにもなかったよね。

カンノ:よくある話ですが、クラス内になんとなく階級めいたものがあって、その上位の女子たちが創作舞踊部にいて、低階級の僕らは昼休みになったら教室をそそくさと出て、屋上近くの階段の薄暗いかび臭いところで昼飯の弁当を食ってましたね(笑)

上野:自分でわざわざそっちの薄暗いほうに行ってね(笑)

カンノ:「教室は皆さんで使ってください!」みたいな(笑)当時の2年6組はそうだったんだから(笑)

上野:アハハハハッ!なんか趣旨が「俺らは暗かった」特集みたいになってるから(笑)

カンノ:でね、この創作舞踊部の女子たちにしゃべりかけられる男子たちってのもいたんだよね。

上野:いるんだよな!挙句の果てに付き合ってたりしてな!

カンノ:びっくりしちゃうよな!だいたいサッカー部かバスケ部なんだよな!

上野:アハハハハッ!

カンノ:そういうことをYouTubeにあがってるビデオを見て、その明るさを思い出すというか。

上野:いたよね。それで、あのMVのキラキラ感はすごいよね。

カンノ:全肯定ですよ。

上野:GAPの店内であんなにショーアップされたきれいな状態でね。

カンノ:贅沢に遊んでいる状況ね。それを見せつけられている感じ。そして「どうしたってそっち側には行けない自分」ということを考えさせられてしまう(笑)これが「クラブ活動」特集ですよ!「二度とあのクラブの人たちと交点がないんだろうな~」と思っちゃう。

上野:もうないし、当時に戻ってもそんな交点はないよね。

カンノ:まぁ、いろんなクラブの人たちがいますからね。「続いては、Enjoy Music Clubの皆さんの発表です」ということで聴いてください、Enjoy Music Clubで「EMCのラップ道」

カンノ:Enjoy Music Clubですが、これはクラブじゃないです(笑)

上野:えっ?

カンノ:さっきまで高校生のクラブの話をしてるじゃん。この人たちは高校にいなかったね。これは大学のサークルです。

上野:あぁ~、そうだね。だって仲良くなれそうだもん(笑)

カンノ:アハハハハッ!あとお兄さん感がすごくある。高校にいない。地方の高校から都内の大学に出て、そこで見知ったことを教えてくれる人だね。ちょっと上のお兄さん。

上野:サークルの先輩感はあるよね。

カンノ:大学生のお兄さん感はあるし、高校生のころって「元ネタ」という概念はないよね。

上野:そうだね。あと文化系の部活やクラブに入ったとしてもEnjoy Music Clubみたいなことってやれなかったもんね。

カンノ:イケてないをイケてる風に見せることって高校のころはできないと思うんだよね。イケてないやつってイケてないんだよ(笑)イケてなかったら屋上近くの階段の薄暗いかび臭いところでお弁当を食べてるの(笑)

上野:違う違う、それは俺らだけだから(笑)

カンノ:でもイケてるってこととイケてないってことがわかりやすく出ちゃうんだよね。それが大学とか行くと、イケてないころに培った知識とかがイケてるほうに転換することってあるんだよね。その匂いを感じるのがEnjoy Music Clubかなと。高校のころってエモいかエモくないか、みたいな。熱くなっていることが重要だったりするじゃん。でもEMCは熱さじゃなくてダルさ、ダルい感じがエモに転換してるように思えるんだよね。

上野:ゆるさだよね。

カンノ:それは高校じゃできないよね。だからこのクラブは詐称してます(笑)サークルです。エンジョイミュージックサークル(笑)

上野:アハハハハッ!途端にヤバい感じがする(笑)

カンノ:急に近寄っちゃいけない感じがするな、エンジョイミュージックサークルは(笑)

f:id:someofthem:20211122143117j:image

 

『Radio OK?NO!!』はパーソナリティーの上野翔とカンノアキオが、最新J-POPやちょっと懐かしい曲をクイズやゲーム、時には曲同士を戦わせつつ(?)、今までになかった音楽の切り口を発見しようとする音楽バラエティ番組です。Podcastは毎週月曜日、文字起こしは毎週月曜日と金曜日に前後編にわけて更新しています。