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Radio OK?NO!! Podcast #027「feat.吉田兄弟」特集文字起こし(後編)

宅録ユニット・OK?NO!!の上野翔とカンノアキオでSpotifyで聴けるポッドキャスト番組『Radio OK?NO!!』を配信しています。こちらではその文字起こしを前編、後編に分けて掲載します。今回は吉田兄弟がJ-POPアーティストと共演している曲を聴いて、改めて正月気分に浸ろうとする「feat.吉田兄弟」特集の文字起こし(後編)を掲載します。(前編)は下記リンクから。

 

Radio OK?NO!! Podcast #027「feat.吉田兄弟」特集音声は下記リンクから。ポッドキャスト登録を是非、よろしくお願いします!

 

カンノ:この人はうまくやってくれるのではないでしょうか。加藤ミリヤさん。

上野:出ました。大丈夫ですか?

カンノ:加藤ミリヤさんも当然、吉田兄弟と曲をやってます(笑)でもこれ最近ですよ。去年のアルバムに収録されています。それではお聴きください、加藤ミリヤで「この夢が醒めるまで feat. 吉田兄弟

カンノ:これはいいよね。

上野:これは「和」の感じがしますね。

カンノ:これはMonkey Majikのときにも思いましたが、吉田兄弟がfeat.されるときの特徴が分かりました。イントロで”吉田がいる”ということを伝えてます(笑)

上野:「この曲、吉田がいるよー!」(笑)

カンノ:「吉田がいるよー!」って吉田が弾くじゃん(笑)この曲の良いところは、加藤ミリヤのラップ部分で吉田成分が強めに出るところですね。でもサビは吉田少なめですね。

上野:サビはミリヤだったね。

カンノ:ラップ部分で吉田成分が強めに出ると色物感も増すんだけど、サビで吉田が抑えめっていうことは、加藤ミリヤ的にも色物感は抑えたいんだなと思ったね。でもサビでちゃんと混ざった感じが僕は聴きたいんですけどね。

上野:そうだね。

カンノ:それでさっきのMonkey Majikと比較すると、そもそもMonkey Majikが情報過多バンドじゃん。そこに吉田兄弟が入っても同じグラデーションにしかならないじゃん。混ざった気があんまりしないんだよ。それと比べると加藤ミリヤ吉田兄弟がやってると「一緒にやってるな」感が出るというかね。

上野:たしかに吉田兄弟が入ることで「和」っぽさが生まれて、やりたいことも伺えるよね。

カンノ:「和ブランディング」ですよね。それと加藤ミリヤの親和性は強いよね。

上野:たしかに意外といいよね。

カンノ:加藤ミリヤさんはR&Bシンガーですけど、そういったブラックミュージック的な要素と吉田兄弟の楽曲、もう1曲紹介したいなと思います。EXILEです。

上野:EXILEともやってるか。

カンノ:そうなんです。その曲をお聴きください、EXILEで「FIREWORKS

上野:この曲もマッチしてるね。

カンノ:この曲はわりと全編にわたって吉田がいます(笑)

上野:吉田が顔を出し続けている(笑)

カンノ:たとえばこれまで流した曲でいうと、レゲエ×津軽三味線R&B×津軽三味線のような、ストリートカルチャーと津軽三味線みたいな、遠い2つのものを1つにつなげるパターンが吉田兄弟の王道パターンですね。

上野:feat.吉田兄弟のパターンね。

カンノ:外仕事の吉田兄弟パターンですね。アウェイでの吉田の王道パターンですね。自分たちと違ったものであればあるほど血が騒ぐんじゃないでしょうか。これまでの曲を聴いてそう思いました。とはいっても、一滴でも吉田兄弟が混ざったら吉田兄弟になってしまう、そうあってほしいと僕は思ってるんですが、もうちょっとほしいですよね。

上野:たしかに今までの曲はもうちょっと足りないよね。良い感じに混ざってるなくらいだよね。

カンノ:「めでたい!吉田!」みたいな気持ちになりたいんですよ。じゃあこの曲はどうでしょうか?お聴きください、ももいろクローバーZで「ニッポン笑顔百景

上野:これは「まさに!」って感じだね。

カンノ:「そうそう!」っていうね。「和」を全開に打ち出したももクロの色物曲ですよね。この曲のサビが、わりと今流行っているロックバンドの傾向のサビだなって思いました。

上野:それはどういったバンド?

カンノ:ヤバいTシャツ屋さんとか、フレデリックとかがやってそうな曲じゃない?今、吉田兄弟はそこにいったほうが良いんじゃないか?

上野:なるほどね。

カンノ:「ヤバいTシャツ屋さん feat. 吉田兄弟」はあるでしょ?

上野:ありそうだな~(笑)

カンノ:その方向で吉田兄弟はありだと思うんだよな。ほら、吉田兄弟のことを考えるとさ。

上野:アハハハハッ!

カンノ:これまではJ-HIPHOPとかJ-R&Bの方向で吉田兄弟は活路を見出していたと思うけど、踊れる要素とドカドカ感と言いますか、ズッタズッタ感と言いますか、そういうバンドとの波長はとても合うのではないか?

上野:たしかにそんな気はするね。

カンノ:しかもこのももクロの曲はTikTokでバズってるんでしょ?

上野:この曲自体は10年前くらいらしいけど、TikTokで2年前くらいから海外でバズってたらしいね。

カンノ:やっぱり海外からすると、日本の誇張された「和」ってあるじゃん。そういうものってヤバTとかフレデリックって打ち出せるバンドじゃん。フレデリック和田アキ子と一緒にやった「踊らにゃ損、踊らにゃ損です♪」って曲あるじゃん。あれ吉田兄弟混ざってみなよ。

上野:ありそうだな~(笑)それはイメージできるね!

カンノ:僕が吉田兄弟の運営側だったらそうするな~!言っちゃったよ(笑)

上野:アイデア漏らしちゃったよ(笑)

カンノ:だから次のJ-POPと吉田兄弟を考えたとき、色物ロックバンドダンスミュージック方向ですよ。ここに整合性を見ました。

上野:そもそもの曲自体が「和」っぽいというのはでかいよね。これまで流してきた曲ってベースが「和」じゃないから。津軽三味線で弾いてもどうしても「和」っぽくないもののフレーズになっちゃうよね。細かいフレーズを2人で重ねて弾くとか、やっぱりどうしても「それは吉田兄弟じゃないといけないのか?」って思っちゃうよね。

カンノ:「ギターで良くない?」みたいなね。

上野:「わざわざ吉田兄弟に頼まなくてもギターで良いよね?」って思っちゃうんだよね。だからカンノの言う方向性はとても良いと思いますね。

カンノ:なので今年の吉田兄弟、この方向で行かせていただきます!

上野:お前は誰なんだよ(笑)

カンノ:ということで「feat. 吉田兄弟」特集でございました。最後に「吉田兄弟 feat.」の曲を聴いてお別れです。これすごいです。吉田兄弟 feat. SUGIZOっていう曲があります(笑)

上野:これはすごそうだな(笑)

カンノ:これを流して終わりたいと思います。吉田兄弟で「Gibiate feat. SUGIZO

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『Radio OK?NO!!』はパーソナリティーの上野翔とカンノアキオが、最新J-POPやちょっと懐かしい曲をクイズやゲーム、時には曲同士を戦わせつつ(?)、今までになかった音楽の切り口を発見しようとする音楽バラエティ番組です。