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Radio OK?NO!! Podcast #033「キャラ変 MONDO GROSSO」特集文字起こし(前編)

宅録ユニット・OK?NO!!の上野翔とカンノアキオでSpotifyで聴けるポッドキャスト番組『Radio OK?NO!!』を配信しています。こちらではその文字起こしを前編、後編に分けて掲載します。今回はMONDO GROSSOの楽曲にボーカリストとして参加したミュージシャンの変化具合を確かめる「キャラ変 MONDO GROSSO」特集の文字起こし(前編)を掲載します。

 

Radio OK?NO!! Podcast #033「キャラ変 MONDO GROSSO」特集音声は下記リンクから。ポッドキャスト登録を是非、よろしくお願いします!

 

カンノ:今日はガッツリ新譜を特集します。

上野:ちゃんとした特集だ。

カンノ:最新のリリースのものをちゃんと最新のタイミングで自分たちなりに音楽を解析します。

上野:音楽番組みたいじゃん(笑)

カンノ:そうです(笑)2月9日にリリースされたMONDO GROSSOのアルバム『BIG WORLD』、これ僕はよく聴いてますね。

上野:そうなんだ。

カンノ:わりと好みでよく聴いてますね。個人的にMONDO GROSSOにハマるのも初めてだったので。改めてMONDO GROSSOの説明をしますが、大沢伸一さんのソロプロジェクトで、いろんなアーティストをフィーチャリングで招いて、様々なコラボレーション曲を発表しているソロプロジェクトがMONDO GROSSOでございます。で、この『BIG WORLD』というアルバムを聴いていたらですね、「あれ?この参加ミュージシャン、こんな曲調でこんな風に歌うパターンあったっけ?キャラ変してない?」みたいなことを思う曲が結構あったんですね。なので今日は「キャラ変 MONDO GROSSO」特集です。「MONDO GROSSOに関わるとこんなにキャラ変するよ」っていう様を見ていこうと思います。今回はフィーチャリングアーティストの代表曲を聴いたあとに、MONDO GROSSOの『BIG WORLD』に収録されているフィーチャリング楽曲を聴いて、そのキャラ変具合を確かめてみようかなと思います。

上野:なるほどね。

カンノ:じゃあ最初なんですけど、いきなり乃木坂46からいきましょう。

上野:乃木坂から参加してるんだ!

カンノ:乃木坂46齋藤飛鳥さんがフィーチャリングされた楽曲があります。

上野:へぇ~。

カンノ:ってことでまずは、齋藤飛鳥さんが乃木坂46でセンターを取っている楽曲を聴こうと思います。乃木坂46で「Sing Out!」

上野:これは乃木坂ですね。

カンノ:でもあんまり乃木坂っぽくもないんだけどね。

上野:所謂アイドル・乃木坂っぽい感じではないかもね。

カンノ:曲自体もユニゾンで合唱っぽいしね。

上野:AIが歌ってそうだよね。

カンノ:「君が笑えば~♪」感(笑)

カンノ:ちょっとゴスペルチックでね。まぁ、合唱っぽいってことだと思うんだけど。ハンドクラップも入って、皆で歌うと歌いやすそうみたいなことだよね。こちらが齋藤飛鳥さんがセンターを取っている楽曲なんですが、じゃあMONDO GROSSOに関わった途端どうなるのか。それではお聴きください、MONDO GROSSOで「STRANGER feat. 齋藤飛鳥

上野:こういう感じなんですね~。

カンノ:UKロックバンドみたいになってますね。

上野:なんかスーパーカーみたいだよね(笑)

上野:ボーカルの感じもフルカワミキを思い出すね。

カンノ:ポケットに手を突っ込んでダウナーに歌ってる感じがするよね(笑)

上野:ナカコーのだるい感じもあるよね。ギターのリフとか音の感じもその頃っぽい。なんかすげえ懐かしい感じがした。

カンノ:だから乃木坂のアイドル的な明るさとはまた全然違う楽曲ですよ。マイクスタンドの前から一歩も動かない感じ(笑)「ラララララ~♪」とハンドクラップしているものとはまた全然違う感じになってますね。まぁ、こういう風にキャラ変しているわけです。では続いて、ヨルシカ。

上野:ヨルシカね!

カンノ:ヨルシカのボーカルのsuis(スイ)さんがMONDO GROSSOに参加しているということで。この曲が僕は一番変化しているように思えますね。じゃあまずヨルシカの新しめの代表曲を聴きましょう。ヨルシカで「春泥棒」

上野:この曲はCMで聴いたことがあります。

カンノ:お前、なに「CMで聴いたことがある」とか普通に言う人になってるんだよ(笑)一応普通の人よりは音楽に接してるんだからさ(笑)「CMで聴いたことがある」みたいな人になりたくなかった時期とかあっただろ?(笑)

上野:まぁ、逆に言うとCMで聴くぐらい、ヨルシカってポピュラーな存在になってるということですよね。

カンノ:さっきの「STRANGER」という曲じゃないけど、ヨルシカのサウンドって僕らも影響を受けたようなゼロ年代ロックバンドサウンドから影響を受けたような曲調じゃない。アジカンとかバンプとか。それで歌詞が季節感のある情景描写で、自然の風景を歌詞にすることが多いらしいですけどね。で、それをバンドという形態じゃなくて2人組のユニットとしてやっていることが面白さというか時代だよね。だからヨルシカって僕らからしてもノスタルジーを感じることが多いなと思うんですけど、ボーカルのsuisさんがMONDO GROSSOと関わるとどうなるのか。ではそちらの曲をお聴きください、MONDO GROSSOで「最後の心臓 feat. suis」

上野:トラック的にも面白い感じになってるね。

カンノ:ヨルシカと比べてサウンドや歌い方とかのエモーショナル成分がかなり減ってるよね。ヨルシカではできない実験的なことを外仕事でやってるのは外仕事として理想だよね。「この手で その目で 確かめあって」っていう歌詞のところとか、ヨルシカではあんまりしない歌い方をしていたりね。今っぽい歌い方じゃん。そういうのってむしろヨルシカではあんまりしていないイメージなんだけどここではやっていたりする。あとヨルシカではあまり使わないような声のエフェクトがかかっていたり。もっというと、声そのものがちょっと違う感じもするし。

上野:たしかに声違うよね。

カンノ:「これ、ヨルシカの人なんですよ」って言われても「えっ?そうなの?」って感じだもんね。

上野:たしかに言われないとわからないぐらいだね。

カンノ:アルバムを通してこの曲が一番キャラ変してたような気がしますね。

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『Radio OK?NO!!』はパーソナリティーの上野翔とカンノアキオが、最新J-POPやちょっと懐かしい曲をクイズやゲーム、時には曲同士を戦わせつつ(?)、今までになかった音楽の切り口を発見しようとする音楽バラエティ番組です。