宅録ユニット・OK?NO!!の上野翔とカンノアキオでSpotifyで聴けるポッドキャスト番組『Radio OK?NO!!』を配信しています。こちらではその文字起こしを前編、後編に分けて掲載します。今回はレキシがアルバムをリリースしたので、それを祝してレキシ以外のアーティストが歌った歴史曲をお送りする「レキシが流れない歴史曲」特集(後編)を掲載します。(前編)は下記リンクから。
Radio OK?NO!! Podcast #042「レキシが流れない歴史曲」特集音声は下記リンクから。ポッドキャスト登録を是非、よろしくお願いします!
カンノ:続きまして僕の2曲目もラップ曲でございます。それではお聴きください、RHYMESTERで「麦の海」
上野:これは何のアルバムに入ってましたっけ?
カンノ:『リスペクト』ですね。
上野:懐かしいですね。
カンノ:普通『リスペクト』から流す曲なんて「B-BOYイズム」1択なんだよ(笑)
カンノ:「麦の海」は流さないよ。ライブでもほぼやらないんだし。これは宇多丸さんバースがビールの歴史について歌ってますね。で、Mummy-Dさんが酒に対する実感の話。これが2MCの対比になっていますね。で、これがよくあるRHYMESTERバランスだよね。宇多丸さんが理屈っぽく語って、Dさんが実感を語っていく。
上野:RHYMESTERは酒を扱った曲っていっぱいあるじゃん。その曲って大体こういう構図な気がするね。
カンノ:客観か主観かっていうね。宇多丸さんが客観的な視点でね。
上野:Dさんは「酒を飲み過ぎてこういうことをしてしまった」とかね。
カンノ:「玄関でぶっ倒れてて…」みたいなね(笑)これがRHYMESTERのある種の常套手段曲かなって思います。
上野:じゃあ次は僕ですね。次の曲は歴史というかは、かなり近現代です(笑)あと歴史の説明はしていませんが、ワードが散らばっている曲です。
カンノ:そういうアプローチも大事なんだよね。池ちゃんも結構やってるし。
上野:かなり近現代に偏ったワードが散らばった歴史曲です。くるりで「野球」
カンノ:これは歴史の曲じゃなくて野球の曲です(笑)
上野:野球の最近の選手の曲です(笑)まぁ、最近と言っても「ワンちゃんかっとばせよ」「チョーさんかっとばせよ」とか出てくるけどね。だから日本プロ野球の近現代史ですね(笑)くるりの岸田さんが野球ファンで、特にカープファンでね。もう曲からしてめちゃくちゃストレートな野球の曲だからね。
カンノ:イントロから感じ取れるよね。
上野:この曲の終わりが「新庄ー新庄ー新庄ー」で終わるのが個人的に面白いなと。
カンノ:まだこれがリリースされるころはBIG BOSSになるって思ってないときだもんね。今回歴史にまつわる曲を流しましたが、多分本当はいろいろいっぱいあると思うんですけどね。
上野:あとは歴史に対する考え方や捉え方とかね。
カンノ:いろんな人が思う歴史曲とか教えていただきたいですね。詳しい人もいっぱいいるだろうから。そんなことを思ったりしました。ということで「レキシが流れない歴史曲」特集をやったんですが、最後に流したいのはレキシがいとうせいこうさんのトリビュートアルバム『再建設的』でカバーした楽曲があるんです。それがいとうせいこうさんの「ザ・プライベート・ソウル・ショー」という曲なんですが、この原曲がせいこうさんがバーのママに語りかける設定の曲なんです。そこでママに対して「武士が着ているものって分かる?そう、甲冑。カッチュー。I got you!!」とシャウトした瞬間に後ろからソウルバンドが演奏し出して、せいこうさんがソウルフルに歌うというコントなんですね。それを池ちゃんが全部井伊直弼で歌い直してるんですね。「アルファベットの順番ってなんだっけ?A,B,C,D,井伊直弼~!」みたいな(笑)というリミックスです。リミックスってこういうことですよね?
上野:リミックスってそういうことじゃないです(笑)
カンノ:で、今回はそのレキシバージョンは流さずに、いとうせいこうさんのオリジナルバージョンを流して終わりたいなと思います。
『Radio OK?NO!!』はパーソナリティーの上野翔とカンノアキオが、最新J-POPやちょっと懐かしい曲をクイズやゲーム、時には曲同士を戦わせつつ(?)、今までになかった音楽の切り口を発見しようとする音楽バラエティ番組です。感想は是非「#okno」をつけてツイートしてください!お問い合わせはメール:radiookno830@gmail.com まで。