宅録ユニット・OK?NO!!の上野翔とカンノアキオでSpotifyで聴けるポッドキャスト番組『Radio OK?NO!!』を配信しています。こちらではその文字起こしを前編、後編に分けて掲載します。今回は先日ネットでSOUL'd OUTがバズったので、「実はサザンと同一人物なのではないか?」という説をカンノが怪しく語る「SOUL'd OUTとサザンオールスターズは同一人物説」特集(後編)を掲載します。(前編)は下記リンクから。
Radio OK?NO!! Podcast #051「SOUL'd OUTとサザンオールスターズは同一人物説」特集音声は下記リンクから。ポッドキャスト登録を是非、よろしくお願いします!
カンノ:ここでちょっとグループから出ちゃうんですけど、ソロになった途端の2組、これまたわけがわからない。2組ともグループ活動中にDiggy-MO’さんも桑田さんもソロ活動を始めますね。ここでもお2人、言語不明瞭なソロ活動を行うんです。まずはDiggy-MO’さんのソロ曲から聴きましょう。Diggy-MO’で「JUVES」
上野:この曲はすごいですね。一つも何を言ってるかわからない…(笑)
カンノ:途中で「ア アラララァ ア アァ!」を聞き取ることができましたけどね。
上野:それ以外は何一つわかりませんでしたね(笑)
カンノ:これは「juvenile」(子どもらしい)という修飾語の名詞造語という言葉としてDiggyさんが作ったみたいです。
上野:Diggyさんは言葉を作りがちですからね。
カンノ:そこから転じて、自分なりの初期衝動を表した曲らしいです。あの、自分たちの身近とかでもいると思うんですけど、こういうことを説明したくて言葉数が多くなって何を言っているのかわからなくなった人っているじゃないですか。それです!
上野:アハハハハッ!
カンノ:とにかく熱い!初期衝動!それがたくさんの言葉数が無数に散らばって、何を言ってるのかわからないことで逆に伝えようとしている。
上野:そういうことね(笑)
カンノ:もうラップの上手い下手じゃないです。口遊びが達者すぎる。
上野:これは完全にこの人にしか歌えない技術だもんね。
カンノ:全然リスナーに優しくないよ(笑)なんでこの人がバズったんだよ(笑)でもこれと同じくらい、桑田佳祐さんのラップも訳がわかりません。じつは桑田佳祐さんもラップをしている曲が聴いてみましょう。リアル・フィッシュで「ジャンクビート東京 feat.桑田佳祐・いとうせいこう」
上野:これもわかりませんね~。
カンノ:いとうせいこうさんが自身のアルバム『建設的』で「東京ブロンクス」という曲を発表しましたが、その続編的な楽曲ですね。
カンノ:リアル・フィッシュというインストバンドの作品のなかにフィーチャリングで桑田さんとせいこうさんが参加した楽曲ですね。これじつは、作詞はせいこうさんなんですよ。だから桑田さんは作詞してないんですよ。これ、人のふんどしでやるラップじゃないよ!
上野:アハハハハッ!
カンノ:完全に自分のラップに昇華してますよね。
上野:唸りまくってるもんね。
カンノ:せいこうさんもラップしてるから比較できると思うんですけど、せいこうさんは言葉でラップしてくるよね。それに対して桑田さんは完全に音で攻めるラップをしてくるよね。ラップの捉え方が2人で全然違うというね。だから意味や言葉の部分はせいこうさんに任せて、桑田さんはスキャット的な音でやるという。で、今あんまりこんなラップを聴かないよね。
上野:聴いたことないし、若干リズムから外れてアウトっぽくなる歌い方をしてたりするじゃん。
カンノ:それを1987年でやってるからね。
上野:上手い下手のそういう次元じゃないものだよね。
カンノ:ね?桑田さんが転生してDiggy-MO’になったという話ですよ。サザンとSOUL’d OUTは異世界転生小説みたいなものですから(笑)
上野:その世界線は大丈夫なのか?(笑)
カンノ:まぁ、こういう観点での同一人物説ですよ。じゃあもう一つ行こうか。まずこの曲を聴きましょう。先にサザンを流しますね。サザンオールスターズで「いとしのエリー」
上野:これはサザンの代表曲ですし、いい曲としてよく聴きますよ。
カンノ:「急にいい曲が来た」って思いますよね。
上野:思いましたよ。
カンノ:これね、サザンの3枚目のシングルなんですよ。3枚目のシングルでサザンはいい曲を切ってきたんです。サザンはいい曲だし、何を言ってるかよくわかる曲を出しました。
上野:わかりやすいテーマのラブソングを出してきましたね。聞き取りやすいバラードを。
カンノ:それに対してSOUL’d OUTの3枚目のシングルを聴いてみましょうか。
上野:お、なるほど。
カンノ:お聴きください。SOUL’d OUTで「DREAM DRIVE」
カンノ:この曲のCメロみたいな部分があるじゃないですか。そこで急に「友達を大事にしよう」みたいなことを歌い出すんですよ。
上野:アハハハハッ!
カンノ:あれは何なんですか?
上野:いいことを急に歌い出すんだよね(笑)
カンノ:「いつの日にか 語り合った夢 終わった恋の話」って(笑)それまでは高速ラップですよ。Bro. Hiさんのハイテンションで何を言ってるかわからないラップとかあるじゃないですか。Diggyさんも「フライドポテト!」って歌ってますよ。フライドポテトしかわからなかったですよね?
上野:「フライドポテトしかわからなかったですよね?」(笑)
カンノ:それがなんですか。
上野:ラップじゃなくて歌い始めるから。
カンノ:「夢の続きを話せばいい」ですって。こっちはSOUL’d OUTにそんなものは求めてません!
上野:つまりこの「いいことを歌っている」部分が両者とも3枚目のシングルで切っているというのが共通点という話ね。
カンノ:両者とも3枚目で確実なリスナーのパイを取りに来るというね。どうですか、ここまでの話を聞いてみて。
上野:えっと、ギリギリのバランスだと思います(笑)
カンノ:はい、みんな信じましたね!
上野:あの、「若干そうかも」っていうのと「こじつけだな」というのがギリギリのバランスだと思います(笑)
カンノ:じゃあもう言いますね。今回は「SOUL’d OUTとサザンオールスターズは同一人物説」特集と題してやってきましたが、同一人物じゃありません!
上野:あの、改めて言うことじゃありません!
カンノ:もう一度言いますね。SOUL’d OUTとサザンオールスターズは同一人物ではありません!
上野:そうだと思いますよ…(苦笑)
カンノ:SOUL’d OUTはサザンとは同一人物じゃありませんが、じつは別のグループと同一人物なんですね。
上野:なんですか、そのセカンドステージみたいなやつは…(苦笑)
カンノ:次週、セカンドステージ突入!
上野:アハハハハッ!
カンノ:いえいえ、今週で終わりますよ(笑)これはポッドキャストのシステム上、流せないんです。
上野:あぁ~。
カンノ:だからちょっと悔しいんですが、仕方なく「SOUL’d OUTとサザンオールスターズは同一人物説」って言ったんです。すみません。本当にやりたかった特集はこれでした。「SOUL’d OUTとB-DASHは同一人物説」です!
上野:アハハハハッ!なるほどね~。
カンノ:みなさんは覚えているでしょうか?B-DASHというメロコアバンドとでも言いましょうか。
上野:そうだね。
カンノ:SOUL’d OUTが「ウェカピポ」でデビューしてなにを言ってるかよくわからない感じ。そしてみなさん覚えていらっしゃいますか?B-DASHの「ちょ」という曲を。
カンノ:あれは歌詞が不在と言いましょうか。ずっと鼻歌みたいな感じで、それにわけのわからない英語や日本語を無理矢理当てた歌詞にして、それを「歌です」「歌詞です」ということを表明して歌ったことが売れたバンドがいたんです。それがB-DASHです。
上野:そうですね。
カンノ:その「ちょ」という曲が売れたと。で、その系譜で行くのかと思ったら「平和島」って曲を出したんです。この曲のサビが「マニュアル通りに生きたって~」という(笑)
上野:普通にいい曲を出してきた(笑)
カンノ:いい曲を歌いやがった(笑)そういうことを2002年にB-DASHはかまして、同じようなかましを2003年にSOUL’d OUTもやったと。なのでB-DASHが転生してSOUL’d OUTになりました。1年で転生しました(笑)だから本当は「SOUL’d OUTとB-DASHは同一人物説」特集がやりたかったと。両者とも解散してますし。
上野:なるほどね。ポッドキャストのシステム的にB-DASHが流せないんだね。
カンノ:そうなんです。だから「SOUL’d OUTとB-DASHは同一人物説」が言いたくて今回は「SOUL’d OUTとサザンオールスターズは同一人物説」特集を行いました(笑)
上野:今回は飛びすぎだよ(笑)
カンノ:っていうことで最後に、B-DASHのGONGONさんのソロ作品を聴いて、そこからSOUL’d OUTみを感じて終わろうかと思います(笑)GONGONで「Fake Info」
『Radio OK?NO!!』はパーソナリティーの上野翔とカンノアキオが、最新J-POPやちょっと懐かしい曲をクイズやゲーム、時には曲同士を戦わせつつ(?)、今までになかった音楽の切り口を発見しようとする音楽バラエティ番組です。感想は是非「#okno」をつけてツイートしてください!お問い合わせはメール:radiookno830@gmail.com まで。