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Radio OK?NO!! Podcast #064「平井大AI」特集文字起こし(後編)

宅録ユニット・OK?NO!!の上野翔とカンノアキオでSpotifyで聴けるポッドキャスト番組『Radio OK?NO!!』を配信しています。こちらではその文字起こしを前編、後編に分けて掲載します。今回は平井大さんの楽曲を2曲聴いて、「これ、同じ曲だよな…」ということを確かめる「平井大AI」特集の文字起こし(後編)を掲載します。(前編)は下記リンクから。

 

Radio OK?NO!! Podcast #064「平井大AI」特集音声は下記リンクから。ポッドキャスト登録を是非、よろしくお願いします!

 

 

カンノ:では2パターン目いきましょう。まずはこちらの曲です。平井大で「もしも、僕がいなくても。」

カンノ:このメロディ覚えましたか?ピアノ伴奏でしたね。Kiroroが始まるかと思いましたね。

上野:ピアノの弾き語りでしたね。

カンノ:その感覚を保ちつつ、次の曲をお聴きください。平井大で「3月の帰り道」

カンノ:これもヤバいな~。僕らは今、「もしも、僕がいなくても。」を流しながら途中で「3月の帰り道」に変えたんですよね。あの、本当に区切りがわからなかったね(笑)

上野:そういう聴き方もSpotifyを使えば可能ですからね(笑)瞬時に変えちゃう(笑)

カンノ:結局ずっと同じようなピアノ伴奏で、同じようなメロディで来られちゃうからさ。

上野:そうなんだよ。そうなんだよ!

カンノ:そしてこれも同じアルバムに入ってるのがヤバいよね。

上野:たとえばロックバンドって大体同じ編成じゃん。エレキギターが2本いて、ベースとドラムがいて、ボーカルがいる。

カンノ:ちょっと音色足したいなと思ってキーボードとかね。

上野:すごくざっくり言うと、どのバンドも音は同じなんですよ。でも違う曲だってことはわかるんですよ。

カンノ:あと同じバンドのなかでも、たとえばアルバムで聴くとすると、頭でアッパーな曲が来て、中盤でミディアムテンポな曲が来て、後半にバラードが来るみたいな。

上野:そうそう、一つのバンドのなかでも「この曲とこの曲は別」ってことは僕らは聴いたらわかるんですよ。でも、もう本当に平井大さんはわからないんです!同じ楽器を使っても音色を変えたりテンポを変えたりさ。

カンノ:歌い方だって変えられるんだよ。抑揚をつけたり、重ために歌ったりさ。弾んだ歌い方だってあるよ。それだけで全然違うじゃん。

上野:それこそがミュージシャンの腕の見せどころじゃん。

カンノ:ずっと短めなバラードなんだよ。

上野:アハハハハッ!テンポも完全に同じだしさ(笑)

カンノ:マジで誰か平井DJやらないかな?

上野:1セット全曲平井大のDJミックス(笑)

カンノ:スムーズにつないだら、誰も曲が変わったことに気付かないよ(笑)

上野:曲の変わり目もわからなければ、曲が変わったことにも気付かない(笑)

カンノ:じゃあ3パターン目いきましょうか。この組み合わせです。まずは1曲目をお聴きください。平井大で「Starry Nignt(星空に願いを)」

上野:今までのパターンは、たしかにどの曲も似てるしどこが違うのかさっぱりわからなかったんだけど(笑)、どっちのパターンも弾き語りだったじゃん。だからシンプルな分、似やすいよなとは思ってたの。それに対してこの曲はちゃんといろんな楽器が入っててアレンジされてるじゃないですか。

カンノ:頭のおもちゃのピアノみたいな音とか印象的ですね。そこにちょっと言葉数の多い歌メロが乗っかってね。なんか頑張ってる感じがしますよね。上野君も「おっ、この平井大は頑張ってるな」と思いましたよね。

上野:フフッ。

カンノ:でもこの頑張りは、もうやってます。

上野:嘘でしょ?(笑)

カンノ:これもAIのパターンの一つです。

上野:そっか、これも出力パターンの一つなのか(笑)

カンノ:「これは人間が作ったのかな?」って思ったでしょ?違うんです、人間が作ってません。

上野:アハハハハッ!

カンノ:あと言っておくと、この企画の楽しみ方として、僕らの喋りはすっ飛ばして、1曲目の頭を聴いたうえですぐ2曲目を聴いてください。この喋りはなかったものとして、1曲目と2曲目を連続して聴くことをオススメしますよ。

上野:なるほど、そうですね。

カンノ:これから平井大さんの「バレンタインソング」という曲を流しますが、その前にもう一度「Starry Nignt(星空に願いを)」を聴いてからすぐに「バレンタインソング」を聴いてみてください。ということでお聴きください。

上野:このパターン、やってましたね。

カンノ:はい、やってました。平井大さんも「Starry Nignt(星空に願いを)」が完成したときに「おっ、このパターンの曲はやってなかったぞ!」と思ったと思うんです。でもやってました。だから平井大さんも悪くない。

上野:じゃあ誰が悪いんだろうね。

カンノ:誰もが手軽に音楽を作れるようになった時代が悪いのかもね。

上野:なるほどね、平井大さんは時代の被害者なのかもね。

カンノ:被害大。

上野:被害大とか言っちゃいけませんよ(笑)ダメですよ(笑)いやぁ、みんなが音楽を作れる時代だからこういうこともありますよね。ありすぎるけどね。

カンノ:もっと自分の作った曲を覚えてていいのに(笑)あとさ、そんなにリリースしないでいいのに(笑)

上野:アハハハハッ!

カンノ:リリース量が多すぎる。発表しすぎ。ちょっと平井大さんは温泉とかに行ってほしい。

上野:大事だね。休んだほうがいいよね。

カンノ:もう自分でも訳がわかんなくなってるんじゃない?なにを作ってて、なにを作っていないのか。

上野:ちょっとリフレッシュが必要だね。

カンノ:今、AIが熱暴走しちゃってるから。

上野:あと、自分が作った曲を聴き返したほうがいいね。

カンノ:たしかに平井大さんは自分に興味がない顔をしてる。

上野:ミュージシャンも2パターンあるからね。自分が好きで自分が作った曲を聴き返す人と、そうじゃない人と。それはどっちでもいいと思うんです。でも平井大さんは聴いたほうがいいよ。

カンノ:平井大さんって音楽を使い捨てだと思ってるのかな?

上野:今日はいつもにも増して酷い回になったな…(笑)

カンノ:やっぱり大量生産すぎるんだよ。

上野:それは本当にそうだと思う。

カンノ:で、リスナーもそんなに大量消費しないから。

上野:そう思いますよ。

カンノ:1曲を大事に聴きますから。っていうことで最後は平井大さんの初期楽曲を聴いて、ちょっと初期に戻ろう。

上野:それは大事だ。

カンノ:今回流した曲って、平井大さんのテンションはあんまり高くない曲が多かったよね。初期はもうちょっとアッパーだった曲が多いんだよ。だから平井大さんは今、あんまり汗かいてないんだよ。汗かいて曲作ろうよ!汗をかこう!

上野:本当に好き勝手言ってて余計なお世話番組だよね(笑)

カンノ:だって聴いてておかしいんだもん。これはおかしすぎるって!変だよ!こんなにバンバン曲出してさ。で、「これとこれ一緒じゃん」ってなっちゃってるんだもん。これは言ってあげないのがダメだって。

上野:誰かが言ってあげないとね。

カンノ:ということで初期楽曲を聴きましょう。平井大で「Ohana

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『Radio OK?NO!!』はパーソナリティーの上野翔とカンノアキオが、最新J-POPやちょっと懐かしい曲をクイズやゲーム、時には曲同士を戦わせつつ(?)、今までになかった音楽の切り口を発見しようとする音楽バラエティ番組です。感想は是非「#okno」をつけてツイートしてください!お問い合わせはメール:radiookno830@gmail.com まで。