宅録ユニット・OK?NO!!の上野翔とカンノアキオでSpotifyで聴けるポッドキャスト番組『Radio OK?NO!!』を配信しています。こちらではその文字起こしを前編、後編に分けて掲載します。今回は今年の下半期のカバーソングをクイズ形式で振り返る「2022年下半期カバーソング」特集の文字起こし(後編)を掲載します。(前編)は下記リンクから。
Radio OK?NO!! Podcast #067「2022年下半期カバーソング」特集音声は下記リンクから。ポッドキャスト登録を是非、よろしくお願いします!
カンノ:続いては時期も時期なのでクリスマスの曲を聴きましょうか。
上野:いいですね。
カンノ:それではお聴きください、「チキンライス feat. 中村月子」
(試聴)
カンノ:中村月子さんという女性のボーカリストと一緒に歌っている男性は誰でしょうか?
上野:これはわかりました。クリス・ハートさんですね。
カンノ:正解です~!
上野:これもパンチがあるカバーですね!
カンノ:七面鳥くらいパンチがありますね。
上野:本当に(笑)
カンノ:こちらは11月16日リリースの『Christmas Hearts2』というアルバムからの1曲でございます。
上野:良いタイトルですね~。
カンノ:クリスさんも尼崎の貧乏時代を思い出して歌われたと思うんですが。
上野:すごいよね。本当に違和感しかないもんね(笑)クリス・ハートさんが七面鳥よりチキンライスのほうがいいわけないじゃん(笑)
カンノ:クリス・ハートさん、七面鳥が似合うんだよな~(笑)チキンライスでいいわけないんだよ(笑)
上野:絶対に違うから(笑)
カンノ:やっぱりあの曲は松本人志が自分たちの貧乏時代を思い出して、幼馴染の浜田雅功が歌うことで成立する歌じゃん。
カンノ:「貧乏って何?って考える」という歌詞もダウンタウンの2人が尼崎の下町から出てきたという背景があるからじゃん。そういうことが完全に無化される感じ。
上野:本当にそうなんだよなぁ~。
カンノ:良い声で歌われて。良い声で「七面鳥はやっぱり照れる」というね。
上野:「赤坂プリンス押さえとけ」(笑)
カンノ:「これが七面鳥か」はないよな(笑)
上野:「これが七面鳥か 思ってたよりでかいな」は嘘じゃん(笑)
カンノ:嘘カバー(笑)
上野:あとこの曲はもともとダウンタウン・浜田雅功が歌っているからさ。浜ちゃんも歌の素人じゃん。だから譜割りが変なところとか、字余りになってるところとかあるじゃん。
カンノ:あと浜ちゃんの喋りの声と歌の声の質ってあまり変わらないじゃん。その素人味というか。
上野:そうそう。そういう音楽的に見ると「ここ字余りだな」とか「ハマってないな」みたいなところが浜ちゃんが歌うと良さに転換されるじゃん。それをむちゃくちゃ上手にどうにかしようとしてるっていうさ(笑)
カンノ:このカバー企画を通して思うのが、「歌がうまいは面白い」ということだよね。歌がうまくて感動するだけじゃないからね。
上野:うまいは面白いよね。
カンノ:「これが七面鳥か」って歌ってたな(笑)
上野:アハハハハッ!やっぱり忘れられないね(笑)
カンノ:今年のカバー曲は半端ないぞということで、次の曲を聴きましょう。「飾りじゃないのよ涙は」のカバーをお聴きください。
(試聴)
カンノ:誰が歌ってるかわかりますか?
上野:これは宮本浩…
カンノ:正解です!
上野:3文字くらいしか言ってませんが当たりました(笑)
カンノ:こちらは11月23日リリースのEP『秋の日に』に収録されているカバーです。
カンノ:宮本さんはもう徳永英明化してますね。
上野:なるほどね。
カンノ:主に女性歌手楽曲のカバーですよね。「女性ボーカルの楽曲をカバーする良い声のおじさん」っていうことにこれで完全に定着したんじゃないですかね。そしてそういうことを求められるテレビ出演をどんどん行うと思います。
上野:そうですか…。
カンノ:どう思いますか?(笑)
上野:とても複雑な気持ちです!
カンノ:上野君はエレカシ大好きですからね。
上野:エレカシをやってほしいなと思いますね(笑)
カンノ:もともとはギリギリな雰囲気をもった人だったわけじゃん。
上野:かなりヤバい人なイメージだよね。
カンノ:いつブチ切れるかわからないような人だったのがさ、去年の紅白で「大泉さ~ん!」って中継先で言ってたじゃん。
上野:言ってたね。
カンノ:で、なんとなく中継の尺を考えたお喋りをして終わらせてたじゃん。その姿をテレビで見たじゃん。どうでしたか?
上野:まぁ、まぁ、まぁ(笑)でもそうだよね。そりゃそうだよねっていうのと、う~んっていうのと半分ですよ。
カンノ:アミューズですから。
上野:そう。キャリアもそうだし年齢もそうだし。それは重々承知しています。ただ、エレカシをやってほしいです!
カンノ:ということで宮本さんのカバーでした(笑)では最後。最後は曲を聴かないで答えてください。
上野:はぁ?超能力ってこと?(笑)
カンノ:最後に流すカバー曲の情報だけお伝えするので、それを手掛かりに答えてください。最後は「冬がはじまるよ」のカバーです。
上野:槇原敬之さんですね。
カンノ:このカバー曲のタイトルは「冬がはじまるよ~手紙~」です。
上野:「~手紙~」がついてるんですね(笑)
カンノ:11月30日に配信されたEPですね。
上野:それを誰が歌っているのかですね。
カンノ:もう一つヒント出しますね。この曲、トラップです。
上野:遊助ですか?
カンノ:正解です!
上野:手紙をつけちゃったんだ(笑)
カンノ:手紙トラップ!そしてこれは、「冬がはじまるよ」を下敷きに完全に新しい歌を歌っているほぼオリジナル曲です(笑)
上野:カバーって何なんだろうな…(笑)
カンノ:最後にすみません、カバーじゃなくてオリジナル曲です(笑)
上野:遊助はいつも僕らに「カバーとはなにか?」という問いを突きつけてきますよね。
カンノ:いわゆるカバーブームってもう15年くらい経ってるんですよね。結局ずっとブームが続くなかで、そのなかでもいろんなあり方があるわけですよね。カバーのパターンの提示ですよね。BENIさんが日本語バージョンと英語バージョンを出すやり方とか、May J.さんが結局歌のうまさを見せつけるとか、あとはシティポップ方向からとか、嘘をつくとか(笑)
上野:嘘をつく人もいましたね(笑)
カンノ:そのなかで遊助さんのカバーのあり方ね。
上野:たしかにこれはまだ名前がついてないな。
カンノ:これをサンプリングにしちゃうと、サンプリングに失礼だし…。
上野:アハハハハッ!
カンノ:これはこの番組を聞いてるみんなで回答を出したいね。遊助さんが提示するカバーないしサンプリングとは一体何なのかをそれぞれの言葉で表現するべきかなって思いますね。ということで最後の曲を聴いてお別れです。遊助で「冬がはじまるよ~手紙~」
『Radio OK?NO!!』はパーソナリティーの上野翔とカンノアキオが、最新J-POPやちょっと懐かしい曲をクイズやゲーム、時には曲同士を戦わせつつ(?)、今までになかった音楽の切り口を発見しようとする音楽バラエティ番組です。感想は是非「#okno」をつけてツイートしてください!お問い合わせはメール:radiookno830@gmail.com まで。