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Radio OK?NO!! Podcast #058「Englishバージョン」特集文字起こし(後編)

宅録ユニット・OK?NO!!の上野翔とカンノアキオでSpotifyで聴けるポッドキャスト番組『Radio OK?NO!!』を配信しています。こちらではその文字起こしを前編、後編に分けて掲載します。今回はJ-POPの英語バージョンで歌われた楽曲を聴いていく「Englishバージョン」特集(後編)を掲載します。(前編)は下記リンクから。

 

Radio OK?NO!! Podcast #058「Englishバージョン」特集音声は下記リンクから。ポッドキャスト登録を是非、よろしくお願いします!

 

カンノ:こういう英語バージョンのJ-POPが増えてきているということで、RADWIMPSのあの名曲が英語バージョンで帰ってきました。ということでお聴きください。RADWIMPSで「Zenzenzense(English Version)」

カンノ:「Back in the Zenzenzense」って歌ってましたね(笑)

上野:そこは笑っちゃうね。「前前前世」は「Zenzenzense」って歌う(笑)

カンノ:「Zenzenzense」に「Back in」の要素が入ってるんじゃないの?

上野:アハハハハッ!

カンノ:「Back in the Zenzenzense」は「頭痛が痛い」みたいなことになってるんじゃないの?(笑)

上野:そうだね(笑)英語の歌詞はそういうツッコミ所を探すといろいろ出てくるだろうね。

カンノ:なんか同じ人が歌ってるのに、日本語で馴染みがあるから、それが途端に英語で歌われると、別人が歌ってる感じに聞こえるんだよね。

上野:言ってることは分かるね。たまにSpotifyとかで「あの曲聴きたい」と思って調べたら原曲がなくてオルゴールバージョンしかないみたいなことってあるじゃん。別人のカバーしかないみたいな。そんな感じかな?

カンノ:そうそう。もともと日本語のものとして発表してるわけじゃん。それが英語になると。内容は同じようなことかもしれないけど、歌詞とかその譜割とかが違うわけじゃん。で、歌ってる本人も違ってることは分かるわけじゃん。そうなると歌ってる人は同じなのに、すごく原曲から距離が生まれる感じがするっていうかさ。だからどんな顔して英語で歌ってるの?

上野:フフッ。あと聴く側もどんな顔して聴けばいいんだろうね?

カンノ:そうそう。

上野:もちろん海外の人向けなんだろうけど。

カンノ:英語圏で「この曲は本当に素晴らしいんだ!」みたいな声は、ここに届くまでのニュースにはなってないもんね。だから本当に分からない。

上野:さっきのYOASOBIのやつもさ、日本人が聴かないとあの空耳遊びは分からないもんね。

カンノ:そうだね。それって日本向けだもんね。

上野:もう本当に誰のなんのためか分からないね(笑)

カンノ:ほら!分からないんだよ。教えてくれよ!

上野:英語圏の人がRADWIMPSを聴いたら「Back in the Zenzenzense」って流れてくるんでしょ?(笑)「Back in the Zenzenzense」ってなんだよ(笑)

カンノ:「Back in the Zenzenzense」って本当に正しいのかよ?(笑)もとは「君の前前前世でしょ?

上野:もう誰の前前前世か分からないもんね(笑)

カンノ:そういう疑問が生まれたりね。で、この人もEnglishバージョンをやってます。秦基博さん。

上野:お~、意外なところから。

カンノ:秦基博さんもEnglishバージョンの楽曲をリリースしているので聴いてみましょう。秦基博で「Trick Me(English ver.)」

カンノ:秦基博さんがシティポップめな楽曲に挑戦しています。こちら日本語バージョンもあるので聴いてもらえたらと思うのですが、「これ英語もイケるぞ」という思いもあったのでしょう(笑)

上野:たしかに、もともと英語の曲なんじゃないかくらいにハマってるよね。

カンノ:先に英語を聴いて、そのあとに日本語バージョンを聴くと、日本語特有のはっきりと歌わないと言葉が伝わらない感じでこの曲は歌われていないじゃん。ちょっとだらんとした感じというか。

上野:ルーズめな歌い方だよね。

カンノ:それを考えたら英語歌唱は可能だよね。これは英語バージョンは分かるなと思いますね。いろんな人が英語バージョンをやっていますね。

上野:秦基博もやってると。

カンノ:じゃあこの人いっちゃおうかな。優里さん。

上野:来ましたね。

カンノ:優里さんもEnglishバージョンをやりますよ。

上野:なんか優里さんはやりそう(笑)

カンノ:アハハハハッ!

上野:偏見だけど(笑)

カンノ:優里さんは当然、この曲をEnglishバージョンで歌っております。優里で「Dried Flowers (English ver.)」

上野:これはストレートに訳されてそうだね。

カンノ:僕が好きなのは「ごめんね」のところが「I’m so sorry」になってるところですね(笑)

上野:「すごくごめんね」になってる(笑)

カンノ:先ほどまで「ちゃんと訳されてるのかよ~?」って揚げ足を取るように笑ってたじゃん。ちゃんと訳されてるとそれはそれで笑っちゃうという。

上野:なんか小学生でも分かる英語だよね(笑)

カンノ:あとは「声も顔も」のところが「Not your voice not your face」になっています(笑)「全部全部」「None of it」です。「きっときっときっと」「Maybe maybe maybe」

上野:「Maybe」を繰り返してるところ、いいよね(笑)

カンノ:さぁ、Englishバージョンで優里さんの「ドライフラワー」をお送りしましたが、これだけでは終わりません。

上野:おぉ?どういうことですか?

カンノ:Chinese ver.もあるんですよ!

上野:Chinese ver.もあるんですか!

カンノ:もう完全に分かりませんが(笑)、とりあえず聴くだけ聴きましょう。優里で「Dried Flowers (Chinese ver.)」

カンノ:どうだ!

上野:一つも分からなかったけど、「全部全部」「全部全部」って歌ってたね(笑)

カンノ:ということでいろんなバージョンの曲を聴いてきましたが、これらが全部、その言語の国でヒットしてるの?

上野:そうだよね。

カンノ:ということは、優里さんは英語圏でもウケて、中国圏でもウケたいのかどうか。

上野:今、「Dried Flowers (Chinese ver.)」の歌詞を分からなくてもいいからとりあえず検索してみたんですよ。そうしたら、「Dried Flowers (Chinese ver.)」を配信スタートしたときの優里さんのTwitterがヒットしたんです。

上野:で、それに対してファンの方々が「聴いてるよ!」とか「今から聴くよ!」とか「何回も聴きます!」と日本語でリプを飛ばしてるのね。これはどういうことなの?

カンノ:すごいね~。

上野:日本のファンの人たちは日本語バージョンを聴くでしょ?

カンノ:サブスクになり世界中の音楽が聴けるようになりました。というときに起こる、変なガラパゴスさと言いますか。

上野:そうだね。Chinese ver.の宣伝を日本に向けてやっている感じ。

カンノ:たとえば星野源さんがサブスク解禁したときに、真っ先に世界に目を向けたのね。インスタやTwitterで英語で宣伝したり。Superorganismと曲をやったり。

カンノ:自分の楽曲をEnglishバージョンにするんじゃなくて、海外のミュージシャンとコラボしたり、世界的なDJにリミックスしてもらったり。そういうやり方がベターだと思うのね。それに対して歌詞を英語にするっていうのは、もう言葉を選ばずに言うね。安直だよね。

上野:なるほどね(笑)

カンノ:「歌詞だけ変えました」ってさ。

上野:まぁ、お手軽だよね。

カンノ:「これで世界向けです」ということが、本当にそうなのか?だって今の優里さんのTwitterの打ち出し方もさ、絶対違うじゃん。

上野:もちろん中国向けに宣伝も行ってるのかもしれないけど、でも中国語バージョンの曲を日本語でツイートする不思議さはあるよね。

カンノ:英語の告知とか、中国語の告知とかあっていいじゃん。なんか変だよね、やっぱり。どの層に当てたいのか。僕らは今後も「どの層なんだ警察」を続けなくちゃいけないね(笑)

上野:「これは誰向けの何?」っていうね(笑)

カンノ:「このカバー曲は誰のために?」に引き続き、「このEnglishバージョンは誰のために?」っていうのを見ていく必要がありますね。新しい手札が手に入りましたね(笑)ミュージシャンのみなさん、どんどんEnglishバージョンの楽曲をどんどん出してください!

上野:どんどん取り締まりましょう(笑)

カンノ:最後にもう1発、日本語バージョンの「ドライフラワー」を聴きましょう。「ドライフラワー」3連発、喰らいやがれ!

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『Radio OK?NO!!』はパーソナリティーの上野翔とカンノアキオが、最新J-POPやちょっと懐かしい曲をクイズやゲーム、時には曲同士を戦わせつつ(?)、今までになかった音楽の切り口を発見しようとする音楽バラエティ番組です。感想は是非「#okno」をつけてツイートしてください!お問い合わせはメール:radiookno830@gmail.com まで。

サムオブ井戸端話 #060「令和4年にクチロロ『ファンファーレ』の話をしよう」(後編)

SOMEOFTHEMのメンバーであるカンノアキオ、オノウエソウ、YOU-SUCKで音楽にまつわる井戸端話の文字起こしを毎週アップします。

 

クチロロが2005年にリリースしたアルバム『ファンファーレ』の話を令和4年にするサムオブメンバー。後編では良曲と捨て曲の差が激しいことを「爆笑オンエアバトル」の計量システムで例えたり、ごった煮のJ-POPアルバムがプレイリストによって通用しなくなったのではないかという話をしました。前編は下記リンクから。

 

カンノ:あと『ファンファーレ』が面白いのは、1~3曲目とラストの「朝の光」の計4曲はめっちゃいい曲。で、ほかの曲はあんまり覚えてない(笑)

オノウエ・YOU:アハハハハッ!

YOU:たしかに地味な曲も多いんだよね。

カンノ:本当に覚えてない(笑)なに、この作り方?

YOU:俺も「渚のシンデレラ」ばっかり聴いてたな。

カンノ:で、これはマキタさんのYouTubeに最近出たときにも喋ったんだけど、『爆笑オンエアバトル』に例えるとわかりやすくて。『ファンファーレ』は頭の3曲とラスト1曲はオーバー500KBなんですよ。でもほかの曲は200KB台でオフエアです(笑)オンエアとオフエアの差が激しいアルバムだなと。で、今の時代は400KB台を着実に出すアーティストばかりが求められてるなと。

オノウエ:アルバムという形態がもう通用しない時代だから、みんな500KB以上のシングルを出そうとしてる感じだよね。

カンノ:でも500KBって量は出せないんだよ。だから400KB台の音楽、ようはそれぐらいがそのミュージシャンの安心安定の曲ですよ。「いつもの感じで来た」っていう。で、それがその都度に適したプレイリストに入るから。その象徴が平井大っていう話をマキタさんとしたんだけど(笑)

(該当箇所は1:36:40~)

YOU:そもそもそこに当て込むために曲が作られている感じはあるよね。

オノウエ:『ファンファーレ』が500KBと200KBが混在してるとして。

カンノ:失礼な話だけどね(笑)

オノウエ:でもその200KBがあること込みで『ファンファーレ』が好きってことだよね。

カンノ:そうだね。あのさ、捨て曲の話しようよ!

YOU:なんでニコニコしてるんだよ(笑)

カンノ:今って絶対認められないよね、捨て曲って。

オノウエ:アルバムって必ず捨て曲って存在してたもんね。

カンノ:『ZAZEN BOYS2』がすごく好きなんだけどさ、ほぼ捨て曲なんだよね(笑)

オノウエ・YOU:アハハハハッ!

ZAZEN BOYS II

ZAZEN BOYS II

カンノ:捨て曲というか、ライブでほぼやらなくなった。

オノウエ:その曲も含めてアルバム通して好きだったりするよね。

カンノ:そうそう。だって全曲が400KB台のアルバムは、もうそれはベストアルバムじゃん。

YOU:そうそう。

オノウエ:ヒゲダンってアルバム全部400KB超えてきてるよね。

カンノ:いや、ヒゲダンは全部500KB超えだと思うな。400KBどころじゃないよ。全曲500KB超えてくる気迫のアルバムだよ。ヒゲダンはますだおかだだよ(笑)

YOU:たしかに俺も『ZAZEN BOYS2』好きだな。でもいい曲も多いじゃん。

カンノ:え?スタジオ録音版の「COLD BEAT」を聴く意味ある?

YOU:ない(笑)

オノウエ:アハハハハッ!

YOU:まあ難しいよね。捨て曲だらけになっちゃうと聴いてられないし。

カンノ:愛着の話になっちゃうんだけどね。

オノウエ:今の試聴環境がプレイリストになっていると仮定して、プレイリストに入ってくるような曲って500KB以上のものが多いってこと?

カンノ:いや、400KBだね。

オノウエ:ここは明確に差があるんだね(笑)

カンノ:ヒゲダンは毎回500KBを超えてくる気迫がある。でも短いスパンで曲をリリースしなきゃいけない人は400KBなんだよね。あとたとえばシティポップの括り方をされるバンド系は400KBな気がするな。

オノウエ:シティポップ系の500KB以上ってイメージしづらいよね。

カンノ:もうはっぴいえんど山下達郎とかを超えることはできないことが本人たちもどうせわかってるからさ。ある種のインスタント達郎じゃん。

YOU:達郎の作った市場のなかでご飯を食べる人たち(笑)

カンノ:それを「肩肘張らずゆるりと聴ける音楽です」という提示をするわけでしょ。それは500KBじゃなくて400KBだよ。で、それを短中期のスパンでリリースし続けなきゃいけないでしょ。「3ヶ月に1回はデジタルシングルお願いしますね」っていう契約で400KB台の音楽を出し続けてるんだよ。

オノウエ:なんだよその話、もうやってられねよ(笑)

YOU:アハハハハッ!

カンノ:平井大は毎週ペースでリリースしてるから、ショートコントペースとして江戸むらさきだなって思うの(笑)

オノウエ:なるほどね(笑)

カンノ:バナナマンおぎやはぎって500KB超えることもあれば、200KB台のときもあったじゃん。本当に面白人たちってそういう波があったと思うんだよ。

YOU:それでいうと、ヤマタツも捨て曲多いからね。本人が「これはちょっと古いですね」って言ってる曲もあるし。もちろん当時は捨て曲のつもりで作ってないけどさ。

オノウエ:なんで捨て曲も含めて好きになる気持ちになっちゃうんだろうね。

カンノ:不思議な話だよね。ちょっと話を戻すと、『ファンファーレ』で思うのが、「twilight race」だけラップ曲じゃん。しかも2人ともロングバースじゃん。簡単なラップ曲じゃないんだよ。5分尺のラップ曲じゃん。その発想はずっと意味がわからないんだよ。1曲だけだよ(笑)普通何曲か入れるよね。これ、1曲しか入ってないから名曲に思えるんだよね。

オノウエ:そもそもクチロロって理論派というか、理屈先行で楽曲とかアルバムを作っていくじゃん。理屈で作る人が素人を集めて天然でなにか起きるかどうかを確かめる意味での実験としてるアルバムが『ファンファーレ』だったと思うの。その前後の時期になんかできてたラップ曲をとりあえず入れた、みたいな感じじゃないかな。その結果ごった煮になったという。

カンノ:それで「twilight race」がすごくいい曲として映えるのが面白いなって。

オノウエ:それが前作の『クチロロ』に入っていたらどうなんだろうね。

カンノ:そのあとの『GOLDEN LOVE』に入っていたら埋もれてた気がする。

オノウエ:それは面白いね。たしかに『GOLDEN LOVE』に入っていたらただのアルバムの1曲で終わっていた気がするね。

カンノ:あれは『ファンファーレ』に収録されていることが重要だと思う。

YOU:ごった煮感を良しとする感じは今はもうないね。

カンノ:もう終わっちゃったよね。

YOU:そのごった煮というのは、アーティストやアルバムということじゃなくて、プレイリストという軸が持っているから、無効になったという話は面白いよね。で、逆に言うとそういうアルバムの価値がすごく高まっている気もする。

カンノ:これはJ-POPっぽい曲のあとにヒップホップの曲が来たからごった煮である、ということではなくて、地続き感が感じられるかどうかなんだよ。地続き感が見えたら普通だから。でも『ファンファーレ』はその地続き感が急に途切れるんだよ。「twilight race」ですごくびっくりしちゃうの。そのことが大事。あれは今無理だと思うね。で、それに憧れて音楽を始めちゃったんだよね、僕。で、すごく後悔してます。

オノウエ・YOU:アハハハハッ!

カンノ:「お前らのせいだ~!」と言って終わりにします(笑)

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Radio OK?NO!! Podcast #058「Englishバージョン」特集文字起こし(前編)

宅録ユニット・OK?NO!!の上野翔とカンノアキオでSpotifyで聴けるポッドキャスト番組『Radio OK?NO!!』を配信しています。こちらではその文字起こしを前編、後編に分けて掲載します。今回はJ-POPの英語バージョンで歌われた楽曲を聴いていく「Englishバージョン」特集(前編)を掲載します。

 

Radio OK?NO!! Podcast #058「Englishバージョン」特集音声は下記リンクから。ポッドキャスト登録を是非、よろしくお願いします!

 

カンノ:音楽のサブスクっていつくらいから?

上野:いつからだろうね。

カンノ:多分2010年代から始まって、後半に一般化したよね。

上野:そうだね。

カンノ:それでCDが売れなくなってね。で、サブスクによって海外の人がJ-POPに触れたりとか、そういう垣根がどんどんなくなっていって、J-POPの人の海外アーティストとのコラボレーションも盛んになったり。で、僕ら自身も洋楽を手軽に聴けるようになったり。グローバルというかボーダーレスというか、そんな感じになっていったなと思うんです。そのなかでJ-POPにおいて、確実にこの数年で増えた現象があります。

上野:ほぉ、なんでしょう?

カンノ:Englishバージョンです。

上野:Englishバージョン?

カンノ:日本語で歌っているJ-POPを「Englishバージョン」と銘打って、その本人が英語歌唱するものです。

上野:なるほど、英語で歌うってことね。

カンノ:このパターン、増えたんですよ。曲名のあとに(English ver.)という表記、結構見ませんか?あっ、上野君そういえば最近、全然音楽聴いていないんだった、ごめんごめん。「あちこちオードリー」ばっかり見てるから音楽聴いてないんだよね?

上野:テレビばっかり見てるから(笑)

カンノ:今~?テレビ離れが言われてる今~?

上野:今さらていうね(笑)でも(English ver.)という表記は最近の傾向として増えているのね。

カンノ:EnglishバージョンのJ-POPは増えてますね。で、ここで問題です。どうですか?EnglishバージョンのJ-POPをさ、聴く?

上野:聴かない(笑)

カンノ:そうだよね!

上野:我々は日本人だからそりゃ日本語の曲を聴くよ。

カンノ:このEnglishバージョンのJ-POPというものが、海外の人たちへ向けてへの発信なのかどうなのかが分からないんです。誰か統計取ってないかな?

上野:Englishバージョンがどういう意図で作られてるのか。本当にそれが海外向けなのか。

カンノ:コロナだから今は厳しいけど、そのEnglishバージョンのJ-POP曲を携えて海外公演とかをやってる人っているのかどうか。

上野:なるほどね、たしかに分からないね。

カンノ:それで海外で大バズリしてね。そういうこともイマイチ分からない。だから僕のなかで、EnglishバージョンのJ-POPの存在が宙ぶらりんなんです。見かける数は増えたけど、一体誰が聴いているのか。本当にたくさん聴かれているのか。

上野:誰向けの何?っていうやつですね。これは僕らが好きなやつです(笑)

カンノ:サブスクだと、そのミュージシャンのトップソングが5曲くらい出るじゃん。Englishバージョンはそこにほぼ入ってないんです。世界中に聴かれたら入るよね。

上野:たしかに。海外でたくさん聴かれていたら、そこに入るはずだね。

カンノ:ということは、正直あまり聴かれていない可能性がある。原曲よりも。そうなると、本当になぜEnglishバージョンが存在するのかよく分からないからこそ、ちょっと聴いてみよう。

上野:なるほど、いいですね。聴きたい。

カンノ:ということで今回は「Englishバージョン」特集。海外に向けたはずのJ-POPであるEnglishバージョンの楽曲をいろいろ聴いてみようと。僕たちはまだEnglishバージョンの曲をちゃんと聴いてないから。そこにちゃんと触れて、これが本当に受け入れられるのかどうかを確認しようと思います。で、このEnglishバージョンをわりと頑張っているミュージシャンがいまして。YOASOBIです。

上野:へえ~。

カンノ:YOASOBIはEnglishバージョンのアルバムも出しています。

上野:そうなんだ!

カンノ:日本語で歌ったアルバムを完全に英語に訳したバージョンのアルバムですね。まずは一旦、普通に日本語バージョンの曲を聴きましょう。お聴きください、YOASOBIで「夜に駆ける」

カンノ:この曲は知ってますか?

上野:流石に存じております(笑)

カンノ:これは日本語バージョンです。これのEnglishバージョンがあります。どういうふうに歌っているのかよく聴いてください。「夜に駆ける」を聴いた感じを覚えてもらって、Englishバージョンをお聴きください。YOASOBIで「夜に駆ける」のEnglishバージョンで「Into The Night」

カンノ:これは日本語じゃないですよ。

上野:これは面白いですね。日本語みたいなところがあったね。歌い出しの「沈むように」Seize a move, you’re on me」と歌われています。

上野:「沈むように」って聞こえました。

カンノ:でも違います。Seize a move, you’re on me」です。

上野:あと「いつだって」のところもね。

カンノ:「It’s stuck in “tick-and-tocking” mode」ですね。

上野:「いつだって」に聞こえるもんなぁ。

カンノ:「Saw what got seen hid beneath」

上野:「騒がしい日々に」って歌ってますよね(笑)なんか空耳みたいな曲になってるね。

カンノ:そういうふうに作ってるね。笑っちゃうじゃん。

上野:そうだね(笑)

カンノ:これ、Ikuraちゃんも笑っちゃうよね。

上野:歌詞の意味はどこまで忠実なんだろうね?

カンノ:どうなんだろうね。音重視だもんね。

上野:内容変わってそうだよね。

カンノ:「象はデカいが喧嘩は弱い」みたいな歌詞なのかな?

上野:何なのそれ?ことわざ?(笑)

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『Radio OK?NO!!』はパーソナリティーの上野翔とカンノアキオが、最新J-POPやちょっと懐かしい曲をクイズやゲーム、時には曲同士を戦わせつつ(?)、今までになかった音楽の切り口を発見しようとする音楽バラエティ番組です。感想は是非「#okno」をつけてツイートしてください!お問い合わせはメール:radiookno830@gmail.com まで。

サムオブ井戸端話 #059「令和4年にクチロロ『ファンファーレ』の話をしよう」(前編)

SOMEOFTHEMのメンバーであるカンノアキオ、オノウエソウ、YOU-SUCKで音楽にまつわる井戸端話の文字起こしを毎週アップします。

 

クチロロの『ファンファーレ』みたいなアルバムは今の時代には作れないと思ったカンノメンバー。「この手のバンドはこういう音楽をやります」ということが演者側にもリスナー側にも暗黙の了解となった今の時代、J-POPバンドサウンドから急にヒップホップのトラックになり打ち込み曲へと続く構成のアルバムを今の時代に作ることの難しさについて語りました。

 

カンノ:今回のタイトルは「令和4年にクチロロ『ファンファーレ』の話をしよう」です。

オノウエ・YOU:(笑)

カンノ:『ファンファーレ』は聴いてますか?

YOU:サブスクにないから聴いてないな。

カンノ:私もです(笑)

YOU:1つ『ファンファーレ』に関して印象的なことがあって。大学の授業で佐々木敦のポピュラーミュージックについての講義があったんです。批評家で、headzというレーベルをやってるとかもそこではじめて知りました。その授業の1つでクチロロの三浦さんがゲスト講師で来られたことがあったの。その前に、佐々木敦クチロロ評みたいなことを話してて。そこで結構正直なことを言ってて、「『ファンファーレ』で彼らの才能は枯れたと思った」って言ってたの。

カンノ:へぇ~。

YOU:「このあとはないと思ったんだけど、結果メジャーデビューしましたね」みたいな。だからある種、周りの評価的にはちょっと凡作だったと思われていたのかもしれない。

オノウエ:その講義は俺もモグって聞いてたな(笑)あのときの話は、もともと『20世紀アブストラクト』という実験音響的な音楽を三浦さんはもともとやっている人で。

オノウエ:三浦さんが佐々木敦と繋がっていて、headzとも繋がって。で、ポップなこともやり始めて1stアルバムの『クチロロ』をリリースして、でもそれはまだ実験音楽の香りは残っていて。

オノウエ:「面白いことをやる人たちだな」と思っていたら2ndで当時でいうと保守的な『ファンファーレ』というアルバムを作ったから「才能が枯れたと思った」という話だね。でもそんなことなかったという話。

YOU:それが印象的だった。で、今フラットに考えて、クチロロのなかで一番聴いたアルバムなのは『ファンファーレ』で間違いないね。

カンノ:『ファンファーレ』はマジヤバいアルバムですね…。

オノウエ・YOU:アハハハハッ!

オノウエ:カンノ、まだ何も言ってないぞ(笑)

YOU:これから何を言い出すんだよ(笑)

カンノ:僕は今の時代に『ファンファーレ』みたいなアルバムを作るのって結構不可能だと思ってて。

YOU:不可能?

カンノ:あれってクチロロがファンファーレバンドを結成して、そのメンバーで作ったアルバムなんだよ。だからバンド形態のアルバムが前提としてある。でもそこで切った「朝の光」っていうシングル曲は打ち込みなんだよね(笑)ちぐはぐなんですよ。で、アルバムのなかに「twilight race」という曲があって、あれはバンドじゃなくて三浦さん南波さんの2人で作ったヒップホップ曲という(笑)それが1枚のアルバムのなかに収まってるんだよね。そういうことって2000年代だからできたのかなって思うの。今って、「このバンドはこの手の音楽をやります」というところから外れてはいけない時代だと思うの。それでいうと、『ファンファーレ』って外れた曲が何曲かあるの。そうなると1アーティストのアルバムというよりは、コンピレーションアルバムとかに近いような気がするのね。「楽しいバンドサウンドだなぁ」と思った次に急にヒップホップのトラックが流れてラップをするわけですよ。それって安心安定な音楽の聴き方じゃないよね。だから今の時代の人はそれだと聴かないなって思ったの。僕は『ファンファーレ』というアルバムから「脱プレイリスト」を感じるんですよ。プレイリストって、そのプレイリストのタイトルから外れたことはできないじゃん。カラーが決まったら、そのカラーから外れちゃいけない音楽の聴き方が今の時代だと思うのね。

オノウエ:これはこじ付けなんだけど、『アメトーーク!』以降からそうだよね。「僕たちは〇〇芸人です」の「〇〇」から外れちゃいけないじゃん。そういうところから加速してるのかな。いろんな分野である気がするな。

カンノ:それは僕が出演したマキタスポーツさんのYouTubeチャンネルで、まさしくマキタさんが言ってましたね。「アメトーークってプレイリストだよね」と。

(該当箇所は59:50~)

カンノ:「家電芸人」というプレイリストに「家電芸人」という曲がいろいろ入っていると。そこから外れちゃったら、「家電芸人が見たいのに家電芸人じゃない」ってことになって見なくなっちゃうよね。そこで思っていたものとは違うものに触れて、ざわっとした瞬間に人は見たり聴いたりしなくなっちゃうよね。そんな時代に今、音楽はあるなと。そのときに『ファンファーレ』は急にざわっとするアルバムだと思うの。それが好きです!

オノウエ・YOU:アハハハハッ!

カンノ:最初に『ファンファーレ』を聴いたときビックリしたんですから。「なんで?」って。「渚のシンデレラ」のあとに「twilight race」が流れてきて。「おかしいじゃん!」って(笑)

YOU:たしかに(笑)

カンノ:たとえば『everyday is a symphony』というアルバムはフィールドレコーディングという型で作ったりして、ルールを設けたよね。

YOU:それ以降はコンセプトアルバム化していったよね。

カンノ:やってることは変だけど理解はできるじゃん。それに対して体感的には楽しいのに、頭の理解が追いつかないのがじつは『ファンファーレ』というアルバムだと思ったんだよね。

YOU:「今は作れないアルバム」っていう考え方は面白いね。たしかにそうかもしれない。なんか、「このバンドはこの手の音楽をやる」ということが演奏側も聴く側も暗黙のルールになっちゃって、そこから外れた音楽をやるなら別プロジェクトになっちゃうよね、今の時代は。川谷絵音とか。

カンノ:そういう見せ方が本当に増えたよね。で、それは僕はその人たちの戦略性が見えてちょっと冷めますね(笑)「あっ、考えてやってるんだ」って思っちゃう(笑)

YOU:そりゃそうだよ(笑)でも見えちゃうと冷める気持ちはわかる。

カンノ:あと見えることがOKになった時代だなとも思う。

YOU:舞台裏とかミュージシャン同士の横のつながりみたいな関係性を欲しがりすぎだよね。

カンノ:裏話が表になることとか、自分の思っている意図が大っぴらに言ったほうがいい時代になってたり。

YOU:かっこつけて「偶然できました」っていう人があんまりいないよね。

カンノ:もう通用しなくなっちゃったよね。

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Radio OK?NO!! Podcast #057「Adoのウタの歌クイズ」特集文字起こし(後編)

宅録ユニット・OK?NO!!の上野翔とカンノアキオでSpotifyで聴けるポッドキャスト番組『Radio OK?NO!!』を配信しています。こちらではその文字起こしを前編、後編に分けて掲載します。今回はワンピースの映画のサウンドトラック『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』をリリースしたAdoに誰が楽曲提供したのかをクイズ形式で紹介するAdoのウタの歌クイズ」特集(後編)を掲載します。(前編)は下記リンクから。

 

Radio OK?NO!! Podcast #057「Adoのウタの歌クイズ」特集音声は下記リンクから。ポッドキャスト登録を是非、よろしくお願いします!

 

 

カンノ:それでは2問目、Adoで「逆光」

カンノ:所々で楽曲提供した人のらしさは出てるかな。

上野:歌い方に演出というかクセが結構ついてますね。

カンノ:だからAdoっぽいところもあるし、作った人っぽいところもあるごちゃ混ぜ感。このごちゃ混ぜ感自体はAdoの特徴だけどね。たとえばAメロの終わりの落ちるような歌い方は、楽曲提供した人っぽい箇所だね。で、サビの頭の叫ぶ感じとかはあんまりイメージないかもね。こんなロックな歌い方なイメージの人ではない。

上野:こういう歌い方を聴くと、ものすごく短絡的に椎名林檎しか出てこないんだよな…。

カンノ:それは短絡的ですね、ちゃんと頭を使ってください。

上野:だって分かんないんだもん(笑)

カンノ:このメロディの手数の多さはヒントです。「いろんなことができるんだな」「いろんなパターンができるんだな」そういうマルチな感じですよね。

上野:最近の人ですよね?

カンノ:mihimaru GTではないです。

上野:それは分かってます(笑)

カンノ:最近の人です。それこそ1問目の正解のMrs. GREEN APPLEくらいの人。当然、あなたも知っています。

上野:ただもう思い浮かばないな…。

カンノ:もうなんでもやる人だよ。

上野:なんでもやる?ちょっと誰も思い浮かばないな…。

カンノ:なんかさ、誰も思い浮かばない用の答えを用意しといてよ。

上野:それ、終わったあとに言って(笑)

カンノ:それじゃあ正解です。正解はこのマルチアーティストでした。Vaundyで「裸の勇者」

カンノ:こういうことですよ。いろんな手数とか。

上野:たしかに幅広くやってるよね。

カンノ:その筆頭じゃないですか。サウンドプロデュースしかり、歌唱の指導しかり。自分色というよりは人に合わせることができる。「逆光」のAメロ終わりの落ちるところとかはVaundyらしいメロディかなと思うのですが、Adoって歌い方サンプリングみたいな人だから、それも色にしちゃうよね。だからその辺、AdoとVaundyは互換性はあるのかもね。

上野:相性いいよね。

カンノ:1問目で出したMrs. GREEN APPLEは、Mrs. GREEN APPLE色が強いと思うんだけど。それに対してVaundyは様々なパターンを持ってるから。今回はギターが全面のロックな曲を持ってきたわけだけど。では3問目。じゃあ70冠獲った曲いきましょうか。

上野:ついに70冠ソング(笑)

カンノ:70冠って何なの?(笑)

上野:やっぱり70冠って面白いよね(笑)

カンノ:どう?最近、何で70冠獲った?

上野:70冠なんて獲らねえよ(笑)

カンノ:では70冠獲った曲を聴きましょう。Adoで「新時代」

上野:これが70冠なんだね。

カンノ:そうですよ、たくさん冠を獲った。

上野:冠ソング(笑)

カンノ:海賊王みたいな曲(笑)

上野:たしかに(笑)これが主題歌みたいなことだよね。

カンノ:そうだね。CMで流れたり。で、この楽曲を作った人のらしさは、この曲からはないですね。

上野:そうですか。結構スケールはデカいよね。

カンノ:これは自分色というより、ワンピースっぽく作った感じがします。

上野:バンドじゃなさそうだよね。

カンノ:いいよ、そういうのどんどん出していこう、いいよ。

上野:フフッ。トラックメイカー?

カンノ:おぉ、良い線だ。

上野:トラックメイカーだと誰がいるんだろうか?

カンノ:「あ」から順番に考えてみるか。「あ、い、う、え、お」

上野:フフッ。「あ」から順番に言ったら、どの辺りで辿り着く?

カンノ:あぁ~、中間くらいですかね。

上野:中間?「あかさたなはまやらわ」でしょ。

カンノ:つまんねえ番組(笑)

上野:アハハッ!中間のトラックメイカーでしょ。「さ、た、な」辺り?

カンノ:その辺りかな。

上野:もう普通に潰してるだけだね(笑)「な」ですか?

カンノ:おぉ!いいよ!そうだ!「な」だ!

上野:「な」のトラックメイカー?

カンノ:「な」が最初につく。「な」から始まって「か」で終わるトラックメイカーだ。

上野:もう俺は自分が情けないよ…(笑)

カンノ:1文字目が「な」、7文字目が「か」、4文字目が「や」

上野:アハハハハッ!

カンノ:さぁ、誰?

上野:中田ヤスタカさんですか?

カンノ:さぁ、正解は中田ヤスタカさん!ということでお聴きください、Perfumeで「ポリリズム

カンノ:ということで中田ヤスタカさんでした。

上野:たしかにAdo「新時代」は中田ヤスタカっぽくないよね。

カンノ:イントロ部分の打ち込みっぽいところくらいじゃないですかね。わりとワンピースに寄せた感じの曲を作ったということだと思います。それでストレートにAdoの歌を聴かせる方向のことをやったんじゃないですかね。

上野:あんな壮大な感じをやるイメージがなかったのでね。

カンノ:楽曲提供というより、アニメの劇判を作ったイメージだよね。ということでAdoのクイズを行いました。今回『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』からの楽曲を聴きましたが、「うっせぇわ」がすごく懐かしくありませんか?

上野:懐かしくなるね。

カンノ:「もうこんなところまで行ったんだな」という感じがするよね。スケール感とか。

上野:70冠とか(笑)

カンノ:「うっせぇわ」ってストレートな感じでもないじゃん。それに対してワンピースってアニメの王道じゃん。その曲を歌うという。アニメの曲として作られたものをアニメの人として歌うと、すごく遠い存在になっていくというか。それを踏まえたうえで「うっせぇわ」を聴いてみましょうよ。すごく親近感が沸くと思いますよ。ということで最後はAdoで「うっせぇわ」を聴いてお別れです。

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『Radio OK?NO!!』はパーソナリティーの上野翔とカンノアキオが、最新J-POPやちょっと懐かしい曲をクイズやゲーム、時には曲同士を戦わせつつ(?)、今までになかった音楽の切り口を発見しようとする音楽バラエティ番組です。感想は是非「#okno」をつけてツイートしてください!お問い合わせはメール:radiookno830@gmail.com まで。

サムオブ井戸端話 #058「グッズ屋さんになるCDショップ」

SOMEOFTHEMのメンバーであるカンノアキオ、オノウエソウ、YOU-SUCKで音楽にまつわる井戸端話の文字起こしを毎週アップします。

 

久々にCDショップに行ったら、もうCDショップが危ない状況になってると感じたオノウエメンバー。CDの在庫量が減って関連したグッズが増えていることから、CDショップは今後グッズ屋さんになっていくのではないかということを語りました。

 

オノウエ:さっき久々に横浜のディスクユニオンに行って、タワレコにも行って帰ってきたんですけど、ディスクユニオンは本当にもう死にそうな状態になってるね。

カンノ:ほぉ。

オノウエ:ある程度そこには通ってたので、大体どういったものが置かれているのか把握してるんだけど、もう本当に更新されてないね。あとCDが減って関連するグッズの数が増えてる。

カンノ:CDがないんだ。

オノウエ:今までCDが置かれていたところに本やグッズが置かれるようになった。その一方でレコードの数は増えてるね。タワレコも同じようになっていて、タワレコすごいなって思ったのが、男性アイドルファンやK-POPファン向けにお店が設計されてるね。そこに寄せてるの。

YOU:なるほど。

オノウエ:なにわ男子のデカめのポップをいろいろ置いて、そこでファンが一緒に写真を撮れるようなコーナーを作っていたり。本やレコードも増えてたね。CD屋は今後、ファンがグッズを買いに行く場所として生き残るのかなって思ったんだよね。

カンノ:じゃあ僕らでCD屋をどうしていくか、未来を考えていこう!

オノウエ・YOU:アハハハハッ!

カンノ:えっと、まいばすけっとにします!

オノウエ:生き残ってねえじゃん(笑)

カンノ:まいばすけっとはコンビニサイズなのにスーパーの価格だから(笑)

YOU:うるせえよ(笑)

オノウエ:なんか生き残り方が垣間見えたんだよね。

カンノ:この話はなんか切ないな(笑)

オノウエ:あとタワレコbounceってまだある?タワレコで見かけなかったんだよな。

YOU:いや、bounceは全然あるよ。フリーペーパーとして全然ある。

オノウエ:そっか、たまたまなかっただけか。

カンノ:フリーペーパーを取らなくなったよね。僕、自宅に未だに取っといてあるフリーペーパーがあるんだよ。これ、新星堂で無料配布でもらえた『ZAZEN BOYS2』が発売されたときのフリーペーパー。

オノウエ・YOU:すげえ!!

YOU:よく取っといてたね。

カンノ:これは残しておいた。向井秀徳のMATURI STUDIOでのインタビューとか、全曲レビューとか。

オノウエ:俺も一時期までbounce取っといてたんだけどな。

カンノ:これは新星堂ですね。

YOU:新星堂はより貴重だね。

カンノ:このフリーペーパーはサムネにします(笑)

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YOU:STAn回で話したけどさ、STAnがタワレコ限定でシングルで1000円で10曲くらい入ってるお得なEPを出してたんだよ。

YOU:そういうのいっぱいあったじゃん。タワレコ限定のワンコインシングルとか。

オノウエ:それでいうと、今年の4月のタワレコメンにTani Yuukiが選ばれていて、タワーレコード限定で配信リリースされたアルバムをCD化してタワレコメンになってるの。今さらTani Yuukiをタワレコメンにする意味がわからないし、SNSでバズったTani Yuukiをタワレコ限定でアルバムにしてるのもあんまり意味わからない(笑)でもこれはさっき言った、CD屋さんがグッズ屋さんとして生き残っていく方法と同じで、こういう限定商品を作ってコアファンに買わせてグッズとして持ってもらうやり方なんだろうなと思ったね。

YOU:YouTubeとかTikTokとかいろいろ配信サイトあるけど、スパチャみたいな機能はもうどこにでもあるじゃないですか。だから実は「お金を直接払いたい」みたいな文化はあるから、意外と買ってくれるのかもね。

オノウエ:意外と買ってくれるんだよ。それは音楽を聴くためというよりは、グッズを手に入れるためみたいな。

YOU:「グッズ屋さんとして生き残る説」はわかるな~。あとはヤマタツみたいなサブスク配信しない人のCDを買うためだよね。

カンノ:ちょっと思い出話をしていい?ブックオフにはないミュージシャンってあるじゃん。「ブックオフイルリメないな~」と思って、緊張して初めて入ったディスクユニオンイルリメのアルバムを見つけたときの興奮は未だに覚えてるね。

YOU:わかるな~。

オノウエ:あとタワレコディスクユニオンみたいな大規模チェーン店じゃなくて、謎の個人CD店ってあったじゃん。

YOU:昔はいくらでもあったよね。

カンノ:多分高校生のときだったと思うけど、オノウエと一緒にオノウエ家の近くのそういうCD屋でCDじゃんけんみたいなことした記憶があるな。「藤本美貴ブギートレイン’03だ!」って言ったり(笑)

オノウエ:俺の家の近くに半分サブカルっぽい商品で、半分いかがわしい本とか置いてあったCD屋があって、そこでレミオロメンのインディーズのベスト盤が300円で売られてて、とりあえず買うじゃん(笑)で、大学生のころに金に困って売ったら6000円になったんだよ(笑)

カンノ:レミオロメン錬金術だ(笑)今、欲しいCDってある?

オノウエ:CDとして手に入れなきゃいけないものってもうないよね。サブスクにないとかじゃないと。

カンノ:ちょっと前にKICK THE CAN CREWが旧譜の配信を止めたんだよ。ワーナー期のサブスクをほとんど切ったんだよ。

YOU:それすごいね。

カンノ:『VITALIZER』とか聴けないんだよ。以前の電気グルーヴのこともあるけど、サブスクって会社都合で止められちゃうからフィジカルで持っておく意味はすごく感じるよね。

YOU:僕は最近、ART-SCHOOLの新譜を買いました。

YOU:でもCDを開けてないんですよ。

カンノ:グッズだ!

YOU:初回限定版のTシャツとナイロンバッグ付きの5000円くらいするやつを買ったの。

オノウエ:アハハハハッ!

カンノ:お前はファンの鏡だな!

YOU:だからオノウエの言ってることはよくわかるの。グッズなの。で、CDは開けないね。

カンノ:サブスクで聴けるからね。

YOU:そうそう。本当は歌詞カード見たらいいんだけど。

オノウエ:ちょっと今度、みんなでCD屋行きたいね。

カンノ:それで何を思って感じるかね。ちょっとやりたいですね。

Radio OK?NO!! Podcast #057「Adoのウタの歌クイズ」特集文字起こし(前編)

宅録ユニット・OK?NO!!の上野翔とカンノアキオでSpotifyで聴けるポッドキャスト番組『Radio OK?NO!!』を配信しています。こちらではその文字起こしを前編、後編に分けて掲載します。今回はワンピースの映画のサウンドトラック『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』をリリースしたAdoに誰が楽曲提供したのかをクイズ形式で紹介するAdoのウタの歌クイズ」特集(前編)を掲載します。

 

Radio OK?NO!! Podcast #057「Adoのウタの歌クイズ」特集音声は下記リンクから。ポッドキャスト登録を是非、よろしくお願いします!

 

カンノ:今回は新譜を取り上げます。映画『ONE PIECE FILM RED』のサウンドトラックと言いますか。アルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』これが8月にリリースされています。

カンノ:Adoさんですね。Adoさんが声優をされています。ウタというキャラクターですね。ウタは歌がうまいらしいですね。

上野:ウタは歌がうまいらしいんですね(笑)

カンノ:藤川球児と同じですね。

上野:球児は球が速いらしい(笑)名は体を表す。

カンノ:このアルバムに入ってる「新時代」という楽曲が、国内外のチャートで70冠…(笑)

上野:えっ?

カンノ:70のランキングで1位を獲ってる…(笑)

カンノ:「無冠の帝王」の真逆の言葉だよね。「70冠」って(笑)

上野:まずチャートって70個もあるんだね(笑)

カンノ:いろんなランキングがあるみたいですね。海外のチャートも含めですからね。アルバムも26冠です。

上野:26冠!

カンノ:その収録曲である「新時代」は70冠。今年一番売れに売れた楽曲なんじゃないんですか?

上野:70冠って聞いたことなさすぎるんだよな…。

カンノ:もちろんこのアルバムは聴きましたか?

上野:もちろん聴いてませんね(笑)

カンノ:ということでこちらのアルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』なんですけれども、様々なアーティストが楽曲提供をしています、Adoさんに。で、楽曲提供しているということはクイズになるということです。

上野:またかよ…(苦笑)

カンノ:誰が作ったのかをクイズ形式で紹介したいなと思います。「Adoのウタの歌クイズ」をお送りします。『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』収録曲から楽曲を聴いて、誰が提供しているのかを当ててもらって、正解のアーティストを聴くという流れですね。全3問です。では1問目です、お聴きください。Adoで「私は最強」

上野:この曲は知ってますね。

カンノ:じゃあ分かりますね、正解をどうぞ!

上野:分かりません。

カンノ:フフフッ。

上野:分からねえよ~。

カンノ:でもこのアルバムのなかでは一番分かりやすいと思うけどね。

上野:僕、知ってる人ですか?

カンノ:知ってますよ。ラジオでは曲を流したことありますね。

上野:そうですか。

カンノ:なにかヒントあるかな…、mihimaru GTではないです。

上野:それは分かってます(笑)

カンノ:今のAdoに見合った人ですよ。時代に合った人ですよ。

上野:誰なんだろう~。今も第一線?

カンノ:第一線ですよ。ランキングはいつも上位に入ってますね。最近、新たなフェーズに入ったかな。

上野:「新たなフェーズ」ってなんだろう…?

カンノ:メンバーがいろいろ変わって、新たなフェーズに入った。

上野:なんかそのニュース知ってるな。

カンノ:「新たなフェーズに入る」っていうことを自分たちから言ってましたね。

上野:あぁ~、誰だっけ?それは知ってるな。誰だ!?

カンノ:「新たなフェーズに入るっていうことを自分たちから言うパターンってある?」っていう話を上野君としたことがありますね。

上野:そういう話をした記憶があるな~(笑)あぁ~、誰だっけな~。

カンノ:人数が減って新たなフェーズに入ったと思ったら髪の毛の色がめちゃくちゃ変わって…。

上野:ごめん、これ以上ヒントを与えられても、もう名前が全然出てこないからさ(笑)そういう話をしたことは全部思い出したんだけど、名前だけ出てこない(笑)

カンノ:ほぼ答えを言ってるようなものですけどね(笑)じゃあ正解発表します。正解はこの人たちです。Mrs. GREEN APPLEで「ニュー・マイ・ノーマル」

カンノ:正解はMrs. GREEN APPLE大森元貴さんの作詞作曲でした。

上野:僕はこのクイズ、全問不正解になると思います(笑)

カンノ:アハハハハッ!

上野:Mrs. GREEN APPLEという名前が出てこなかったらもうダメだろうね。

カンノ:今回は0正解だと思いますが頑張ってください(笑)

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『Radio OK?NO!!』はパーソナリティーの上野翔とカンノアキオが、最新J-POPやちょっと懐かしい曲をクイズやゲーム、時には曲同士を戦わせつつ(?)、今までになかった音楽の切り口を発見しようとする音楽バラエティ番組です。感想は是非「#okno」をつけてツイートしてください!お問い合わせはメール:radiookno830@gmail.com まで。