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Radio OK?NO!! Podcast #058「Englishバージョン」特集文字起こし(後編)

宅録ユニット・OK?NO!!の上野翔とカンノアキオでSpotifyで聴けるポッドキャスト番組『Radio OK?NO!!』を配信しています。こちらではその文字起こしを前編、後編に分けて掲載します。今回はJ-POPの英語バージョンで歌われた楽曲を聴いていく「Englishバージョン」特集(後編)を掲載します。(前編)は下記リンクから。

 

Radio OK?NO!! Podcast #058「Englishバージョン」特集音声は下記リンクから。ポッドキャスト登録を是非、よろしくお願いします!

 

カンノ:こういう英語バージョンのJ-POPが増えてきているということで、RADWIMPSのあの名曲が英語バージョンで帰ってきました。ということでお聴きください。RADWIMPSで「Zenzenzense(English Version)」

カンノ:「Back in the Zenzenzense」って歌ってましたね(笑)

上野:そこは笑っちゃうね。「前前前世」は「Zenzenzense」って歌う(笑)

カンノ:「Zenzenzense」に「Back in」の要素が入ってるんじゃないの?

上野:アハハハハッ!

カンノ:「Back in the Zenzenzense」は「頭痛が痛い」みたいなことになってるんじゃないの?(笑)

上野:そうだね(笑)英語の歌詞はそういうツッコミ所を探すといろいろ出てくるだろうね。

カンノ:なんか同じ人が歌ってるのに、日本語で馴染みがあるから、それが途端に英語で歌われると、別人が歌ってる感じに聞こえるんだよね。

上野:言ってることは分かるね。たまにSpotifyとかで「あの曲聴きたい」と思って調べたら原曲がなくてオルゴールバージョンしかないみたいなことってあるじゃん。別人のカバーしかないみたいな。そんな感じかな?

カンノ:そうそう。もともと日本語のものとして発表してるわけじゃん。それが英語になると。内容は同じようなことかもしれないけど、歌詞とかその譜割とかが違うわけじゃん。で、歌ってる本人も違ってることは分かるわけじゃん。そうなると歌ってる人は同じなのに、すごく原曲から距離が生まれる感じがするっていうかさ。だからどんな顔して英語で歌ってるの?

上野:フフッ。あと聴く側もどんな顔して聴けばいいんだろうね?

カンノ:そうそう。

上野:もちろん海外の人向けなんだろうけど。

カンノ:英語圏で「この曲は本当に素晴らしいんだ!」みたいな声は、ここに届くまでのニュースにはなってないもんね。だから本当に分からない。

上野:さっきのYOASOBIのやつもさ、日本人が聴かないとあの空耳遊びは分からないもんね。

カンノ:そうだね。それって日本向けだもんね。

上野:もう本当に誰のなんのためか分からないね(笑)

カンノ:ほら!分からないんだよ。教えてくれよ!

上野:英語圏の人がRADWIMPSを聴いたら「Back in the Zenzenzense」って流れてくるんでしょ?(笑)「Back in the Zenzenzense」ってなんだよ(笑)

カンノ:「Back in the Zenzenzense」って本当に正しいのかよ?(笑)もとは「君の前前前世でしょ?

上野:もう誰の前前前世か分からないもんね(笑)

カンノ:そういう疑問が生まれたりね。で、この人もEnglishバージョンをやってます。秦基博さん。

上野:お~、意外なところから。

カンノ:秦基博さんもEnglishバージョンの楽曲をリリースしているので聴いてみましょう。秦基博で「Trick Me(English ver.)」

カンノ:秦基博さんがシティポップめな楽曲に挑戦しています。こちら日本語バージョンもあるので聴いてもらえたらと思うのですが、「これ英語もイケるぞ」という思いもあったのでしょう(笑)

上野:たしかに、もともと英語の曲なんじゃないかくらいにハマってるよね。

カンノ:先に英語を聴いて、そのあとに日本語バージョンを聴くと、日本語特有のはっきりと歌わないと言葉が伝わらない感じでこの曲は歌われていないじゃん。ちょっとだらんとした感じというか。

上野:ルーズめな歌い方だよね。

カンノ:それを考えたら英語歌唱は可能だよね。これは英語バージョンは分かるなと思いますね。いろんな人が英語バージョンをやっていますね。

上野:秦基博もやってると。

カンノ:じゃあこの人いっちゃおうかな。優里さん。

上野:来ましたね。

カンノ:優里さんもEnglishバージョンをやりますよ。

上野:なんか優里さんはやりそう(笑)

カンノ:アハハハハッ!

上野:偏見だけど(笑)

カンノ:優里さんは当然、この曲をEnglishバージョンで歌っております。優里で「Dried Flowers (English ver.)」

上野:これはストレートに訳されてそうだね。

カンノ:僕が好きなのは「ごめんね」のところが「I’m so sorry」になってるところですね(笑)

上野:「すごくごめんね」になってる(笑)

カンノ:先ほどまで「ちゃんと訳されてるのかよ~?」って揚げ足を取るように笑ってたじゃん。ちゃんと訳されてるとそれはそれで笑っちゃうという。

上野:なんか小学生でも分かる英語だよね(笑)

カンノ:あとは「声も顔も」のところが「Not your voice not your face」になっています(笑)「全部全部」「None of it」です。「きっときっときっと」「Maybe maybe maybe」

上野:「Maybe」を繰り返してるところ、いいよね(笑)

カンノ:さぁ、Englishバージョンで優里さんの「ドライフラワー」をお送りしましたが、これだけでは終わりません。

上野:おぉ?どういうことですか?

カンノ:Chinese ver.もあるんですよ!

上野:Chinese ver.もあるんですか!

カンノ:もう完全に分かりませんが(笑)、とりあえず聴くだけ聴きましょう。優里で「Dried Flowers (Chinese ver.)」

カンノ:どうだ!

上野:一つも分からなかったけど、「全部全部」「全部全部」って歌ってたね(笑)

カンノ:ということでいろんなバージョンの曲を聴いてきましたが、これらが全部、その言語の国でヒットしてるの?

上野:そうだよね。

カンノ:ということは、優里さんは英語圏でもウケて、中国圏でもウケたいのかどうか。

上野:今、「Dried Flowers (Chinese ver.)」の歌詞を分からなくてもいいからとりあえず検索してみたんですよ。そうしたら、「Dried Flowers (Chinese ver.)」を配信スタートしたときの優里さんのTwitterがヒットしたんです。

上野:で、それに対してファンの方々が「聴いてるよ!」とか「今から聴くよ!」とか「何回も聴きます!」と日本語でリプを飛ばしてるのね。これはどういうことなの?

カンノ:すごいね~。

上野:日本のファンの人たちは日本語バージョンを聴くでしょ?

カンノ:サブスクになり世界中の音楽が聴けるようになりました。というときに起こる、変なガラパゴスさと言いますか。

上野:そうだね。Chinese ver.の宣伝を日本に向けてやっている感じ。

カンノ:たとえば星野源さんがサブスク解禁したときに、真っ先に世界に目を向けたのね。インスタやTwitterで英語で宣伝したり。Superorganismと曲をやったり。

カンノ:自分の楽曲をEnglishバージョンにするんじゃなくて、海外のミュージシャンとコラボしたり、世界的なDJにリミックスしてもらったり。そういうやり方がベターだと思うのね。それに対して歌詞を英語にするっていうのは、もう言葉を選ばずに言うね。安直だよね。

上野:なるほどね(笑)

カンノ:「歌詞だけ変えました」ってさ。

上野:まぁ、お手軽だよね。

カンノ:「これで世界向けです」ということが、本当にそうなのか?だって今の優里さんのTwitterの打ち出し方もさ、絶対違うじゃん。

上野:もちろん中国向けに宣伝も行ってるのかもしれないけど、でも中国語バージョンの曲を日本語でツイートする不思議さはあるよね。

カンノ:英語の告知とか、中国語の告知とかあっていいじゃん。なんか変だよね、やっぱり。どの層に当てたいのか。僕らは今後も「どの層なんだ警察」を続けなくちゃいけないね(笑)

上野:「これは誰向けの何?」っていうね(笑)

カンノ:「このカバー曲は誰のために?」に引き続き、「このEnglishバージョンは誰のために?」っていうのを見ていく必要がありますね。新しい手札が手に入りましたね(笑)ミュージシャンのみなさん、どんどんEnglishバージョンの楽曲をどんどん出してください!

上野:どんどん取り締まりましょう(笑)

カンノ:最後にもう1発、日本語バージョンの「ドライフラワー」を聴きましょう。「ドライフラワー」3連発、喰らいやがれ!

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『Radio OK?NO!!』はパーソナリティーの上野翔とカンノアキオが、最新J-POPやちょっと懐かしい曲をクイズやゲーム、時には曲同士を戦わせつつ(?)、今までになかった音楽の切り口を発見しようとする音楽バラエティ番組です。感想は是非「#okno」をつけてツイートしてください!お問い合わせはメール:radiookno830@gmail.com まで。