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Radio OK?NO!! 第45回「胸キュンしない童子-T特集~前編~」

OK?NO!!の上野翔とカンノアキオで市川うららFMにて『Radio OK?NO!!』を放送しています。ここでは毎週の特集を文字起こしという形で記載します。今回は第45回の2月14放送分、「胸キュンしない童子-T特集~前編」をお送りします。

 

カンノ:今日は2月14日、バレンタインデーですよ。お前、どうなんだよ?クラスメイトから何個チョコ貰ったんだよ?

上野:お前からそんなこと聞かれるの、学生のときもなかったよ(笑)

カンノ:らしくないことを言ってますが(笑)まぁ、こういった恋愛事ね。失恋でもいいでしょう。そういうものと歌というのは切っても切れない関係というか。ほとんどのミュージシャンはラブソングを歌ってきましたよね。

上野:それがメジャーで音楽をやることの意味と言っても過言ではないよね。

カンノ:少なくとも1曲はラブソングという手持ち札はあるよね。それで僕らが思春期の頃、2000年代後半ぐらいのラブソングって、R&Bとかヒップホップのジャンルの人がやることが多かった気がしますね。例えばアンサーソングという手法です。

上野:アンサーソングは多かったね!

カンノ:今、ヒップホップが好きな人が思い浮かべるアンサーソングって、ディスへのアンサーみたいな感じでしょ。こっちの言うアンサーソングって、そもそも男女がフィーチャリングし合ってて、「あなたのこと好きよ♪」「俺もだぜ♪」ってそれを別曲で返す文化のことですよ。

上野:本来的には、ディス曲へのアンサーソングっていう方が合ってるんだけどね(笑)

カンノ:こっちが言ってるアンサーソングは、出来レースアンサーソングですから(笑)

上野:「好きだよ~♪」「好きだぜ~♪」ね(笑)

カンノ:そもそもアンサーソングをシングルで切ることが決まっている出来レースですよ(笑)そういうタイアップで2枚シングル出すことが決まっていた文化ですから(笑)あと着うたね。

上野:着うたもあったね~。

カンノ:そういうものが綯交ぜになって、ヒップホップやR&Bで歌うラブソングがヒットしまくっていたムーブメントが2000年代後半にはあったわけです。その頃にハスキーな声でラップを聴かせていた男性ラッパーがいらっしゃいます。皆さん、童子-Tさんという方を覚えていらっしゃるでしょうか?

上野:童子-Tね!「第3の男」ですよ。

カンノ:アトミックボムクルーですよ。K DUB SHINEさん、DJ OASISさんと一緒にクルーを組んでおりましたね。僕は童子-Tさんが大好きだったんですよ。その2000年代後半の頃の童子-Tさんは甘くハスキーな声で「俺はお前を愛していた」みたいなことをラップしていたんですよ。それがめちゃくちゃ売れていましたが、それ以前は実はハードコアラッパーだったんですね。キングギドラ勢とかと一緒にね。

上野:「第3の男」と言われる所以もそこですよね。

カンノ:というわけで今日は、童子-Tさんのハードコア期を振り返りながら、何故胸キュンなことを歌うラッパーになったのかを探っていく、バレンタインデー特別企画「胸キュンしない童子-T特集」をお送りします!

上野:良いですね~、マジで令和3年に何故この企画をやるのかさっぱり分からない(笑)

カンノ:まずは童子-Tさんの胸キュン代表曲を聴きましょう。お聴きください、童子-Tで「もう一度… feat. BENI

カンノ:久々に聴いたけど良いですね。やっぱりこの曲はサブスクやYouTubeで聴いちゃダメですね。着うたフルで聴きたい。ガラケーで聴きたいね。iモードとかau LISMOで聴きたいよ。

上野:あったな~、au LISMO(笑)

カンノ:そういうので聴きたいよね。

上野:BENIさんもこの曲以前では「安良城紅」名義でしたよね。

カンノ:だからBENIさんもこの曲でブレイクすることになります。で、本題は「何でこうなった?」です(笑)

上野:そうね!そこを振り返っていくという。

カンノ:そうです。童子-Tさんは元々クルーを組んでいました。その名前がZINGIと言います。

上野:ZINGIね!

カンノ:良い名前だ(笑)ってことで曲調がガラッと変わった楽曲を聴いて頂きましょう。ZINGIで「ギャングスター」

ギャングスター

ギャングスター

  • ZINGI
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

カンノ:こちらは94年に発売の『夢』というアルバムに収録されているんですが、実はこの頃に童子-TさんはZINGIを脱退しています。

上野:あっ、そうなの?

カンノ:そうなんです。それでメンバーが足りなくなったということで急遽、ZINGIのセキュリティーをやっていた人がMCで加入します(笑)

上野:ZINGIのセキュリティー?そんなパターンあるの?

カンノ:良いよね、ちょっと危なっかしい状況が見えるよね(笑)あと危なっかしいエピソードが垣間見えるものとして、今日持って来ました。ラッパーであるダースレイダーさんの自伝『NO拘束』です。

カンノ:こちらはダースレイダーさんが脳梗塞になったときの体験を記した自伝なんですが、この本で童子-Tさんが病室にお見舞いに来たエピソードが書かれています。雷家族のDJパトリックさんと一緒にお見舞いに来たんですが、思い出話に花が咲くわけですよ。それが90年代初頭、ZINGIが先輩、それで後発だった雷家族がだんだんと勢いを伸ばしていた頃で。それで西麻布のクラブで雷がパーティーをやっていると聞き付けたZINGIの童子-Tさんは、そのパーティーに殴り込みに行くんですよ。

上野:ほおほお、なるほど。

カンノ:それで童子-Tさんは「お前ら最近、調子乗ってるんじゃねえの?」って(笑)それで雷も「なんだテメエ、表出ろや!」となり喧嘩しようとして外に出た途端、ZINGIのファミリーの面々が待ち構えていて雷をボコボコにするエピソードが書かれてましたね(笑)

上野:アハハハハッ!

カンノ:素晴らしいですよね。良いですか、MCバトルではありません。バトルです(笑)

上野:リアルバトル(笑)リアルファイトだ(笑)

カンノ:そういうクルーに童子-Tさんはいたんですね。そういうところが出身の人が何故甘い胸キュンソングを歌うようになったのか、引き続き見ていきましょう。

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『Radio OK?NO!!』は毎週日曜23:30から放送です!市川うららFMにて、是非お聴きください!インターネットでも下記リンクから聴取可能です!次回の放送は2月28(日)です。お楽しみに!

Radio OK?NO!! 第44回「イントロ BUMP or RAD!? ~後編~」

OK?NO!!の上野翔とカンノアキオで市川うららFMにて『Radio OK?NO!!』を放送しています。ここでは毎週の特集を文字起こしという形で記載します。今回は第44回の2月7放送分、「イントロ BUMP or RAD!?~後編」をお送りします。前編は下記リンクから。

 

カンノ:では3問目いきましょう。イントロ BUMP or RAD!?

(イントロ試聴)

カンノ:イントロをお聴きいただきました。

上野:もう本当ね、イップスみたいになってて…。

カンノ:アハハハハッ!

上野:今のイントロ聴いた後、どっちの声も聴こえてきそうです(笑)

カンノ:マジか(笑)

上野:聴いた感想としては、特徴的なシンセリフね。あとキックの音も生ドラムというよりは打ち込みな感じというか。そういうことをどっちがやるかだよね。

カンノ:こういう楽曲をね。

上野:それで単純に考えたらRADがやると思うんだよ。でも、やたらシンセリフがシンプルなのも気になるんだよね。

カンノ:確かにこのまま歌の入りにいきますね。

上野:で、僕は今、どっちの答えも出ないまま喋っています。

カンノ:でも決めなければいけません。どっちにしますか?

上野:どっちかなぁ~?じゃあ、RADWIMPSにします!

カンノ:RADWIMPSですね。ちなみに今、上野君は3回連続RADWIMPSを選択しています。

上野:揺さぶるなよ(笑)RADWIMPSで!

カンノ:それでは正解発表です。RADWIMPSで「NEVER EVER ENDER」

カンノ:ということでRADWIMPS正解!

上野:やったー!

カンノ:でも選択が弱腰だよ。

上野:うるせぇ、正解は正解ですから!

カンノ:おっ、戻ってきた!イップス治ってきたかな。でも迷った?

上野:まさかの2問目で間違えて自信を失っていたので(笑)

カンノ:「このシンプルなシンセはどっちだ…?」

上野:正解したんだから真似はやめろよ(笑)でもね、ちょっと先入観は捨てようと思いました。僕がRADWIMPSを聴いていたときって結構テクニカルなことをやってたんですよ。でも今はステージが変わって、ちょっと違くなっているんだろうと思ったので、考え方を変えようと思います。

カンノ:あとはこういうEDMっぽいものを取り入れるのはどちらかというとRADかなという目線もあるかもしれませんね。

 

カンノ:では4問目いきましょう。あと2問ありますからね。

上野:もう間違えたくないね。

カンノ:ではいきましょう、イントロ BUMP or RAD!?

(イントロ試聴)

カンノ:さぁ、どうでしょうか?

上野:ズルいよ、こんなの~。

カンノ:ズルいって何よ。

上野:やり方がきたねえよ~。

カンノ:きたねえって何で言われなきゃいけないんだよ(笑)

上野:だってさっきの曲はRADWIMPSでしょ。そのときは「こういうEDMみたいな手法はRADWIMPSがやりがち」みたいな話だったじゃん。

カンノ:だったかな?

上野:忘れてるなよ(笑)そうしたらまたEDMみたいな曲が流れてきたじゃん!マジでズルいよ!

カンノ:悩んでますね(笑)

上野:でも思うのは、EDMみたいなトレンドでいうと、さっきのRADWIMPSの曲のほうが最先端な気はしました。それで実はBUMPもEDMみたいな曲はやっていら@いfm0q…。

カンノ:もう悩み過ぎて舌がもつれて何言ってるか分かりません(笑)

上野:もう精一杯です!

カンノ:まぁ、BUMP OF CHICKENもこういう曲をやっているのではないかということですね。

上野:そうです!だからこれも引っかけ問題かなと。普通に考えたらEDMをやりそうなのはRADWIMPSだけど、この曲はBUMP OF CHICKENじゃないかと思います。

カンノ:初めてBUMP OF CHICKENを選択しましたね。では正解発表です。正解は、BUMP OF CHICKENで「Butterfly」

カンノ:というわけで正解!

上野:やった、やった!

カンノ:推理のときと正解発表のときのテンションの差がすごいね。

上野:正解するとホッとするんだよ。

カンノ:EDM惑わせ、引っかからなかったね。

上野:まぁ、これは引っかけだろうと思ってましたよ!

カンノ:BUMPもRADもEDMやっちゃうからさ、よりごちゃ混ぜ感が酷くなるっていう(笑)

上野:より同じになっていく(笑)

カンノ:似た者同士が同じトレンドを追っかけちゃうから(笑)

 

カンノ:3勝したのでとりあえずは勝ち切りですね。では最終問題いきましょう。これが一番難しいと思います。

上野:マジか~。

カンノ:よくよく考えるとBUMP OF CHICKENは「臆病者の一撃」、RADWIMPSは「かっこいい弱虫」みたいな意味だから、もうここから似ていたっていうね。そんな2組ですが、最終問題はどちらが歌っているのか?ではいきましょう、イントロ BUMP or RAD!?

(イントロ試聴)

カンノ:さぁ、最終問題はシンプルに難問です!

上野:マジでムズいな…。

カンノ:このあとにどちらの声が流れてきてもおかしくありません。

上野:どっちの声が流れてきてもいいし、全然別の声でもあり得るよ(笑)

カンノ:お互いのバンドがこのイントロから始まる曲を作ればいいよね(笑)さぁ、どうでしょうか?

上野:これはね原点に立ち返って、どっちの曲に思えたかで判断します。BUMP OF CHICKENだと思います!

カンノ:その理由は?

上野:シンプルにギターのアルペジオを聴かせているので、こういったロックバンドのサウンドはBUMPの名残があるので選びました。

カンノ:なるほど、では正解発表です。お聴きください、BUMP OF CHICKENで「望遠のマーチ」

上野:やったー!

カンノ:ということで、上野君は4勝1敗でございましたー!一応勝ち越しってことで。

上野:とりあえずはね。

カンノ:そうなるとあの2問目がすごく悔しいよね(笑)

上野:マジで悔やまれるなぁ~。今考えると絶対正解できたんだよなぁ~。

カンノ:そうだよ、「このどっしりとした演奏は…」じゃねえんだよ(笑)

上野:もう言わないでくれよ…(笑)よくよく聴くと違いとかはあるのは分かるんだけど、いざクイズで出されると分かんなくなっちゃうよね。

カンノ:だって予想段階の元気のなさが酷かったもん(笑)

上野:本当に帰りたかったもんね(笑)

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『Radio OK?NO!!』は毎週日曜23:30から放送です!市川うららFMにて、是非お聴きください!インターネットでも下記リンクから聴取可能です!次回の放送は2月21(日)「第2回 北川岩沢クイズ」です。お楽しみに!

Radio OK?NO!! 第44回「イントロ BUMP or RAD!?~前編~」

OK?NO!!の上野翔とカンノアキオで市川うららFMにて『Radio OK?NO!!』を放送しています。ここでは毎週の特集を文字起こしという形で記載します。今回は第44回の2月7放送分、「イントロ BUMP or RAD!?~前編」をお送りします。

 

カンノ:今回は音楽界のタブーに触れようかなと。

上野:今日は斬り込んでいくのね。

カンノ:この企画をやることによって僕らが消されるかもしれない…。

上野:マジで?

カンノ:でも、僕にも正義があるのでね。多分これを言うと、二度とロッキングオンに呼ばれなくなると思うんですが。

上野:今までも呼ばれてないから大丈夫だよ(笑)

カンノ:そんな企画を、明るくポップにクイズ形式でお送りしたいと思います(笑)本日の企画はこちら!「イントロ BUMP or RAD!?」

 

カンノ:要はイントロクイズです。ただこのイントロクイズ、2択です。BUMP OF CHICKENRADWIMPSか(笑)

上野:いやぁ~、難しいよね。

カンノ:この2組は近年、曲調も声もどんどん似てきているのではないか。

上野:「似てるな」ってバレてから久しいよね(笑)

カンノ:でも公では誰も言ってないんですよ。いやぁ、斬り込んじゃったね!

上野:気付いているのはお前だけじゃないよ(笑)

カンノ:俺たち、尖ってることやってるね!

上野:もうマジで恥ずかしいよ…。

カンノ:エッジが効いちゃってるから!出始めのRADぐらい尖ってるね!

上野:確かに出始めのRADは尖ってた(笑)

カンノ:だから作風が似てるんですよ。RADから新海誠を抜いたら、もうBUMPですから。

上野:それは違うよ(笑)

カンノ:BUMPから文春砲を抜いたらRADですから(笑)

上野:さっきからその要素の選定は何なんだよ(笑)

カンノ:そんな似ている2組ですが、イントロだけを聴いてどっちが歌っているのかを当ててもらうクイズを行います。どうですか?

上野:僕もしばらく2組の楽曲を聴いていないので、本当にまっさらな状態でやりますよ。

カンノ:近年の楽曲ですからね。是非全問正解目指して頑張ってください!

 

カンノ:じゃあ第1問目。最初はちょっと分かりやすいの持って来ました。

上野:お手柔らかにお願いしますよ。

カンノ:それでは1問目です。イントロ BUMP or RAD!?

(イントロ試聴)

カンノ:さぁ、どうでしょうか?

上野:分かりました。まず僕はBUMP OF CHICKENの方が長く聴いているんです。

カンノ:デビューしてからも長いですからね。

上野:なので、「この曲がBUMPっぽいのか?」で判断しようと思うんです。

カンノ:なるほど、基準ね。

上野:そうそう。で、この曲のイントロのテンションでいうと、ちょっと若いかなと思いましたね。ドラムも結構跳ねてて元気があるので、僕の予想としてはRADかなと思いますね。

カンノ:RADWIMPSにベットですね。さぁ、正解いってみましょう。正解はRADWIMPSで「光」

カンノ:というわけでRADWIMPS正解!

上野:やったー!

カンノ:まぁ、これはなんとなく分かるよね。一つ特徴としては、BUMPよりRADのほうが速い曲が多いかなと。

上野:それが若さとか元気さにつながってくるかなと。

カンノ:これは中級ぐらいの問題ですかね。次から全部上級問題です!

上野:アハハハハッ!

カンノ:次からが本番です!マジで全部難しいよ!簡単な問題は今のだけ!お前なんかじゃ絶対全問正解できない!

上野:なんでそんなこと言うんだよ(笑)

カンノ:じゃあ2問目いきましょう!イントロ BUMP or RAD!?

(イントロ試聴)

カンノ:さぁ、どうですか?

上野:これは上級者向けだ…(笑)

カンノ:なまじBUMPのこともRADのことも知ってるとより難しいっていうね。

上野:でも聴いてて思うのが、RADって皆めちゃくちゃ楽器が上手いんですよ。皆ものすごいプレイヤーたちなんですよね。BUMPはそれに比べるとそこまで上手くないと思うんです。なので、こういった込み入ったフレーズを弾き続けるみたいなことってBUMPはあんまりしてこなかったんじゃないかな。

カンノ:なるほど。

上野:そう考えると、この曲はRADWIMPSだと思いますね。演奏もどっしりした感じがあったので。

カンノ:では、「R」の部屋に入ってください(笑)

上野:うわぁ~、「映す価値なし」にはなりたくないよ~!

カンノ:さぁ、格付けのお時間でございます!この曲はどちらが歌っていたのか?正解は、BUMP OF CHICKENで「アンサー」

上野:うわぁ~!

カンノ:ということで上野君は「2流芸能人」です!

上野:あぁ~!はあぁ~ん!間違えたぁ~!

カンノ:「どっしりとした演奏」

上野:やめてくださ~い!

カンノ:BUMP OF CHICKENも演奏はどっしりとしています!

上野:キャリアはBUMPの方が長いから、そりゃどっしりしてるよな~(泣)

カンノ:上野君ダメよ、「BUMPはテクニカルじゃないから…」って言っちゃあ。

上野:言ってない!全然言ってない!!

カンノ:この曲の引っかけポイントとしては、頭のリバース音ですね。「シュイン、シュイン、シュイン♪」っていう。

上野:そうだよね~。

カンノ:「そういうギミックを使ってくるのはRADWIMPS」という先入観ですよね。今、楽曲聴いてみてどうですか?

上野:絶対にBUMPだよ!!

カンノ:アハハハハハッ!

上野:もうBUMPの曲にしか聴こえないよ…。

カンノ:いいね、見方が変わりましたね。

上野:もう2問目で嫌になっちゃった。もう帰りたいよ…(笑)

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『Radio OK?NO!!』は毎週日曜23:30から放送です!市川うららFMにて、是非お聴きください!インターネットでも下記リンクから聴取可能です!次回の放送は2月21(日)「第2回 北川岩沢クイズ」です。お楽しみに!

Radio OK?NO!! 第43回「睡眠導入音楽特集~後編~」

OK?NO!!の上野翔とカンノアキオで市川うららFMにて『Radio OK?NO!!』を放送しています。ここでは毎週の特集を文字起こしという形で記載します。今回は第43回の1月31放送分、「睡眠導入音楽特集~後編」をお送りします。前編は下記リンクから。

 

上野:先ほど話しましたが、こういうジャンルはドローンやノイズとの親和性があるかなと思うんです。そういう意味で、ちょっと聴いていただきたい曲があります。これを聴いて皆さんがどう思うか。タイトルは「不眠症改善」です。

カンノ:良いですね。治療の音楽ですね。

上野:やっぱりヒステリックな現代に生きる我々ですから、不眠症の気が皆さんにもあると思います。まぁ、この曲を聴いて本当に眠くなるのかどうか試してみてください。それではお聴きください、睡眠導入Specialistで「不眠症改善」

カンノ:ノイズとかアンビエントとかが好きな人にとっては多分、最初の1,2曲目よりもこっちの方が好みな気はするね。

上野:そしてもうその聴き方がねじれてる(笑)問題はこの曲を聴いて不眠症が改善できるかどうかなんだよ。なんかこの曲、すげえ不気味じゃない?(笑)

カンノ:これは「かまいたちの夜」のBGM集からの1曲じゃないもんね?

上野:違います、睡眠導入Specialistさんによる曲です(笑)あとやっぱり「不眠症改善」というタイトルから裏切ってくる曲調がやって来ることが、僕がこの曲を推したい理由ですね。もうちょっとハッピーな曲もあるんですよ。睡眠音楽系の中でもスカっと聴けるものもあるんです。ちょっとアコギが入っていたりね。

カンノ:普通の人が聴いて、楽器が特定できないものの音が鳴ってる方が変に頭使わないでいいとかあるのかもね。音響系な感じとか。

上野:だからこの曲は僕は好みですね。

カンノ:寝れる寝れないは別としてね(笑)

上野:それでこの系統の曲をもう1曲。やはり睡眠が変われば世界も変わるなと。

カンノ:ちょっと怪しいね。

上野:それを体現している曲があるのでお聴きください。癒しの周波数で「チェンジ・ザ・ワールド」です。

カンノ:寝れる寝れないは一先ず置いときましょう。かっこいいね(笑)映画音楽っぽい。シアターで聴きたいね(笑)

上野:完全に映画のBGMとしてね(笑)

カンノ:洞窟の中を手持ちランプで歩いてさ(笑)

上野:ちょっとゲームのBGM感もあるね。急にモンスターで出てきて物々しいBGMに変わってね(笑)独特の浮遊感があってね。今回の企画をやるにあたって色々聴き漁ったんだけど、これが一番かっこいいかも。でも寝れないよね(笑)始まっていきなり不協和音なんだもん(笑)

カンノ:やっぱり変に臨場感あるよな。

上野:あと「フワァ~」って音がタイミングをズラして入ってきたりね(笑)

カンノ:聞き逃せなくなっちゃうよね。作り手の我が見えちゃってるよ。癒しの周波数さんの我が(笑)名前も「禁断の多数決」みたいな名前じゃん(笑)「凛として時雨」とかさ。

上野:日本のバンドみたいな名前してるよね(笑)

カンノ:浮遊感のある女性ボーカルを据えたバンドでしょ?(笑)

上野:そうそう(笑)あと「癒しの周波数」という名前だけあって、アルバムタイトルも『眠りの~』とかじゃなくて、『ソルフェジオ周波数~』とか『α波~』とかなんですよ。

カンノ:そういう難しめなアルバムタイトルなんだけど、曲名は「チェンジ・ザ・ワールド」(笑)

上野:やっぱりこの規模感で訴えてくるのはすごいよね(笑)「チェンジ・ザ・ワールド」ってさ、1回しか使えないワードじゃん。

カンノ:切り札タイトルだよね。癒しの周波数さんが切る「東京」って曲もあるだろうし、「I LOVE YOU」って曲もあるだろうしね(笑)

 

上野:一番最初に流したのは「すぐに眠れる音楽」だったはずなのに、今のは「チェンジ・ザ・ワールド」なんですよ(笑)この手の音楽は結構曲名が面白いなと。

カンノ:なるほどね。

上野:なのでこれから流す曲は、聴いてもらってどんなタイトルか予想してもらおうかなと思います。

カンノ:タイトル当てクイズですね。分かりました。でも今のが「チェンジ・ザ・ワールド」でしょ?分かるわけないよね(笑)

上野:まぁやってみましょう。

カンノ:アーティスト名は教えてよ。

上野:もちろん。それではお聴きください、睡眠音楽アカデミーさんの曲です。

(試聴)

上野:さぁ、曲名は何でしょうか?

カンノ:まぁ、考えようがないです(笑)パッと思ったこと言いましょうか。朝の山中湖。

上野:おっ、良い線ですよ!タイトルはズバリ一言です。

カンノ;じゃあ、「湖畔」で!

上野:なるほど!やっぱりカンノってこういう問題の推理が得意だよね。

カンノ:おっ、マジで?

上野:「湖畔」って曲名は確実に探せばあるよ。今回のクイズに関しては残念ながら不正解です。この曲のタイトルは「目覚め」です。

カンノ:あ~、朝関連は当たってた!

上野:っていうか「目覚め」ってタイトル、起きちゃってるじゃん(笑)

カンノ:なるほどね(笑)でもこの曲聴いて確かに朝っぽいって思ったね。俺こういうの向いてるな。こういうことをやる職業ない?

上野:ねえよ(笑)

カンノ:俺もそろそろ安定した職に就こうと思ってるんだよ(笑)

上野:じゃあ普通に一般企業入ってくださいよ(笑)では最後にもう1問出したいと思います。これはかなりの難問なのでしっかり考えてみてください。

カンノ:おっけ、寝ないでね(笑)

上野:そう、寝ないで(笑)それではお聴きください、睡眠ミュージックマスターさんの曲です。

(試聴)

上野:さぁ、曲名は何でしょうか?

カンノ:「水したたり」

上野:安直だなぁ(笑)正解は「これ以上の悪夢はありません」というタイトルでした(笑)

カンノ:あ~、酷いタイトルだ、これは酷い(笑)

上野:皆さんも良い睡眠が取れないときは、こういった音楽を聴いてみてください。

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『Radio OK?NO!!』は毎週日曜23:30から放送です!市川うららFMにて、是非お聴きください!インターネットでも下記リンクから聴取可能です!次回の放送は2月14(日)「胸キュンしない童子-T特集」です。お楽しみに!

Radio OK?NO!! 第43回「睡眠導入音楽特集~前編~」

OK?NO!!の上野翔とカンノアキオで市川うららFMにて『Radio OK?NO!!』を放送しています。ここでは毎週の特集を文字起こしという形で記載します。今回は第43回の1月31放送分、「睡眠導入音楽特集~前編」をお送りします。

 

上野:最近はもうめっきり寒くなっちゃって、あと日々の疲れとかでなかなか眠れなかったりするじゃないですか。あと僕は酒が好きなので、酒飲んで気絶するように寝るとか。なんか、あんまり良くない睡眠を取ってる気がするんですよ。

カンノ:良い睡眠は重要ですよ。この番組は健康番組ですから(笑)

上野:違うよ(笑)でも良い睡眠は重要です。規則正しい生活とか、三食ちゃんと食べるとか。

カンノ:身体動かすとかね。

上野:それでよく見かけるのが、「良い睡眠のための音楽」っていうのもあるんですよ。

カンノ:あるね。リラクゼーションとかね。

上野:「リラクゼーション 究極の癒し」みたいなタイトルとかね。

カンノ:そういうの、ダイソーで売ってますよね(笑)

上野:売ってるね(笑)ああいうのをちゃんと聴いたことがないなと思って、色々聴いてみました。なので今回は「睡眠導入音楽特集」と題してやっていきたいと思います。

 

上野:最初はタイトル通りです。「すぐに眠れる音楽」ってタイトルにあるので。なのですぐに眠れる音楽を聴いてもらうんですが、引き続きラジオも聞いてくださいね、寝ないでください(笑)睡眠音楽研究室で「すぐに眠れる音楽”ワイルドレタス”」

カンノ:まぁ、こういう感じですよね。

上野:これが続きます。「ワイルドレタス」とタイトルに付いているんですが、ワイルドレタスというのは睡眠導入の効果がある植物の名前ですね。

カンノ:それって観葉植物みたいなこと?

上野:この曲が入ってるアルバムが「ラベンダー」や「カモミール」みたいなそういう睡眠導入効果がある植物がタイトルになっているアルバムなんです。

カンノ:リラックス効果のある植物ってことね。

上野:そう。全11曲で全ての曲が5分25秒という尺(笑)

カンノ:統一規格だ(笑)

 

上野:「睡眠」って付いてるからリラクゼーションの方向になってるんですけど、全然関係ないジャンルでいうと、ドローンミュージックと呼ばれるものが近いかなと思います。

カンノ:特に大きな展開も起こらず、ずっと周波数みたいな音が「ビヤァ~」と鳴る感じね。

上野:そうだね。それで次に流したいと思う曲は、あんまりこういうジャンルでREMIXって聴いたことないよね(笑)でも探したらあったんだよね(笑)

カンノ:REMIX良いね~!癒しのアレンジを変えたんだ(笑)

上野:それでは先ほど聴いていただいた曲のREMIXを聴いてください。睡眠音楽研究室で「すぐに眠れる音楽”ワイルドレタス”(REMIX)」です。

カンノ:これが1曲目のREMIXね。

上野:ほとんど間違い探しだよね(笑)

カンノ:睡眠音楽って全部REMIXって言えなくもないよね(笑)今ね、「REMIXって何だったっけ…?」ってなってる(笑)概念がブレてきてる(笑)

上野:この手の音楽のREMIXは初めて聴いたね。1曲目に流したのは『すぐに眠れる音楽』というアルバムに入ってるんですよ。それでこのREMIXは『最高の眠りのための音楽』っていうアルバムに収録されています(笑)

カンノ:『すぐに眠れるための音楽』って即効性でしょ、効き目としては。それに比べて『最高の眠りのための音楽』の抽象具合よ(笑)

上野:「すぐに眠れてもしょうがない」って思ったんだよ。「本当に必要なのは最高の眠りだ!」って気付いたと思うんだよね(笑)

カンノ:眠りの質って意味ね。

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『Radio OK?NO!!』は毎週日曜23:30から放送です!市川うららFMにて、是非お聴きください!インターネットでも下記リンクから聴取可能です!次回の放送は2月14(日)です。お楽しみに!

Radio OK?NO!! 第42回「成り上がりカバー特集~後編~」

OK?NO!!の上野翔とカンノアキオで市川うららFMにて『Radio OK?NO!!』を放送しています。ここでは毎週の特集を文字起こしという形で記載します。今回は第42回の1月24放送分、「成り上がりカバー特集~後編」をお送りします。前編は下記リンクから。

 

カンノ:優里さんは元々バンドをやっていて解散をしました。それでカバー動画で火がつき始めて、マイファスのカバーで本人と一緒に歌いドカーンと売れていくという流れです。「じゃあ何でオリジナルじゃダメだったのか?」ということです。これを僕なりに考えてみました。音楽って、すごく情報多くない?ボーカル、バックトラック、歌詞の内容、展開っていうのが大まかにあるじゃないですか。それが3~4分に詰まっていますよね。

上野:まぁ、そうだよね。

カンノ:最近多くないですか?「音楽って聴くの疲れる」っていう言葉。あなたは実際どう?音楽聴くの疲れた?

上野:えっと、疲れるね(笑)

カンノ:でしょ!音楽って短い間にすごく詰め込まれているものだと思うんです。

上野:詰め込まれてるよね。

カンノ:そういうときにカバーってすごく良いんですよ。初めて知る情報が幾分か減ってるんです。

上野:なるほどね!

カンノ:どういう曲かは予め知ってると。どういう展開で、どういう歌詞かはあまりに変えない限りは一緒だと。アレンジの変化は多少あるでしょう。そうなると人はカバーで何を聴くのか。やっぱり声じゃないかなと。

上野:声はデカいね。

カンノ:それで優里さんの声ですよ。僕は優里さんの声はかなりスタジアムロックっぽい声をしているんじゃないかなと思うんです。

上野:確かに、ハードめなバンドでも映えそうな感じがする。

カンノ:そういう声の人がアコースティックで「ドライフラワー」みたいな失恋の歌を歌うということが大きいのかなって思うんですよね。例えば他にもyamaさんという人がいますね。この人も元々はボカロPからのカバーでYouTubeで再生回数を集めて、「春を告げる」でドカーンと売れた人です。

カンノ:この人の初のメディア出演が『報道ステーション』ですよ!マジですげえよ!

上野:それはそれでおかしいけどね(笑)

カンノ:それぐらい注目を集めているyamaさんですが、この人もカバーから来てますから。それでこの人の声は超中性的なんですよ。ずっと男か女か分からないって言われてましたから。

上野:なるほどね。新しいものは別にリスナーは欲してないんだよね。ハッピーエンドになることが分かっている映画を見たい気持ちなんだね。

カンノ:それをより声の良い語り部がやるってことだよね。

上野:より上手い演技で見たいとかね。

カンノ:だから本当に「イケボ」って大事なんですよ(笑)

上野:「イケボ」は大事だね~。

カンノ:だからカバーは落語でいう「まくら」ですよ。漫才だと「つかみ」ですね。それを見せたうえで、オリジナル曲という「本ネタ」に入るってことですよ。そういうことで大ヒットした優里さんの曲を聴きましょう。

上野:優里さんの「本ネタ」ね(笑)

カンノ:そうです(笑)お聴きください、優里で「かくれんぼ」

カンノ:これが「かくれんぼ旋風」を起こした「かくれんぼ」ですよ(笑)

上野:「かくれんぼ旋風」(笑)

カンノ:この特集をやろうと思って色々調べてたんですが、優里さんが「かくれんぼ」で売れたことを「かくれんぼ旋風」っていうらしいですよ(笑)「かくれんぼ旋風」っていう言葉を使う10代の女子、いないよね?(笑)

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上野:「かくれんぼ旋風」って言葉、絶妙にダサいよね(笑)

カンノ:だって旋風が起きちゃったら、かくれんぼしている人たち皆出てきちゃうでしょ?(笑)

上野:竜巻みたいなのが出てきちゃって(笑)

カンノ:遊んでいる場合ではない(笑)まぁ、そんな話はどうでもいいんですが(笑)この曲も情報が結構削がれている気がして。ようは失恋をかくれんぼに例えているわけじゃないですか。「もういいかい」の返事がないみたいな。この分かりやすさってもう身体に染みてるじゃん。

上野:「かくれんぼ」っていう遊びも知ってるし。

カンノ:「かくれんぼ」ってタイトルでこういう曲調ならどう来るかとか。

上野:それはもう分かるよね。

カンノ:やっぱり「あるある」とか「共感」って新しい情報じゃないから分かりやすいんだよね。身体が感覚的に反応できる歌っていうかね。「カバー」とか「あるある」とか「共感」って。

上野:期待通りに行くってことだよね。

カンノ:そうそう。むしろ裏切っちゃダメだから(笑)その賜物が「かくれんぼ旋風」です(笑)

上野:俺、「かくれんぼ旋風」があるならもっといろんな旋風があっても良いと思うんだけど(笑)

カンノ:確かにね。「香水旋風」があっても良いしね(笑)「夜に駆ける旋風」でも良いですよ。

上野「香水旋風」が起きちゃうと、香水で洪水が起きちゃうね(笑)

カンノ:上手いことを言う合戦じゃないんだよ(笑)

 

カンノ:ということでカバーがヒットする秘訣みたいなものを自分なりに探ってみたわけですが、最後にyamaさんの曲を紹介したいなと思います。YouTubeでボカロPのカバーという下積みを経て、「春を告げる」でドカーンと売れました。そしてメディア初出演が『報道ステーション』。あと「THE FIRST TAKE」の出方も上手い!

カンノ:で、「皆が知ってる曲のカバーはないかな?」と探したんですが、1曲やってました。加藤ミリヤをやってます!もうさ、本当俺たちのためにありがとうだよ!!

上野:このラジオでは「カバー歌手としての加藤ミリヤ」を紹介したのに、すぐに「加藤ミリヤのカバーをyamaがやっている」ってなるのね(笑)

カンノ:それで歌っているのが、清水翔太さんと一緒に歌った「Love Forever」です。で、この曲、yamaさんと瑛人でやってます!

上野:これは俺が俄然ノッてきたよ!

カンノ:これは俺たちのラジオ、持ってるぞ!!俺たちは全員に目付けてきたから!!全員怪しいなと思ってたんだよ(笑)そうしたら一気に3人集まりましたね!

カンノ:ということでこの曲をかけざるを得ませんね(笑)お聴きください、瑛人×yamaで「Love Forever」

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『Radio OK?NO!!』は毎週日曜23:30から放送です!市川うららFMにて、是非お聴きください!インターネットでも下記リンクから聴取可能です!次回の放送は2月7(日)「イントロ BUMP or RAD!?」です。お楽しみに!

 

Radio OK?NO!! 第42回「成り上がりカバー特集~前編~」

OK?NO!!の上野翔とカンノアキオで市川うららFMにて『Radio OK?NO!!』を放送しています。ここでは毎週の特集を文字起こしという形で記載します。今回は第42回の1月24放送分、「成り上がりカバー特集~前編」をお送りします。

 

カンノ:えっと、今日もカバー特集です(笑)

上野:「毎度お馴染みの…」じゃないんだよ(笑)

カンノ:「Radio OK?NO!!」と書いて「皆大好き!カバー番組」ですから(笑)この番組で特集するカバーって、売れ切ったミュージシャンが行うカバーが多いじゃないですか。でもカバーって2種類あるなと思ったんです。ある程度売れ切ったミュージシャンがゆるやかにカバーアルバムを出す傾向が1つ。

上野:「加藤ミリヤ回」とか「エイリアンズ回」がそうでしたね。

カンノ:それとは別にもう1つあるなと。それが「歌ってみた方向」ですね。これは何かというと、無名のミュージシャンですね。

上野:まだ全然有名じゃないミュージシャン。

カンノ:その人たちがカバーを使ってのし上がろうとする様ですね。カバーには「下積み」と「都落ち」の2種類があります(笑)

上野:下剋上的な意識なのかな。

カンノ:本人たちは何かを蹴落としたい意識はないと思うけどね。承認欲求かな(笑)

上野:有名になるための足がかりとしてのカバーね。

カンノ:そうね。足がかりとしてのカバーだね。そしてそれで実際に有名になった人の話をしようかなと思います。今日は「成り上がりカバー特集」です。

上野:なるほど。成り上がりとしてのカバーね。

 

カンノ:皆さん、優里さんをご存じでしょうか?僕、LINE MUSICに入ってるんですけど、この1~2ヶ月の間、ずっと優里さんの「ドライフラワー」がランキング1位なんですよ。

上野:あ~、はいはい。

カンノ:LINE MUSICはランキングの上から聴く使い方をしているんですよ。トレンドを知る意味で。でも毎回、優里の「ドライフラワー」から始まるんですよ。

上野:ずっと変わらないからね。

カンノ:本来LINE MUSICってすごくランキングの変動が起きやすいんですよ。トレンドがコロコロ変わるサブスクというか。それが全然変わらなくて。もう退会してやろうかなって思ってるんですけど(笑)というわけでまずはその曲をお聴きください。優里で「ドライフラワー

上野:聴いたことありますね。

カンノ:ずっと上位ですからね。優里さんは元々バンドをやっていて、それが解散したのが2019年5月です。

上野:うわっ、この前じゃん(笑)

カンノ:この前です(笑)2019年5月に解散して、6月からソロのキャリアがスタートなので、本当に速攻でスターになりました。

上野:スピード出世だ…!

カンノ:そのスピード出世の裏にはカバーがあると。バンド解散後の2019年6月から自身のSNSで「歌ってみた」を投稿し始めます。優里名義のSNSが2019年6月からだから、投稿を遡れるんですよね。それでインスタを見てたら、あいみょんの「君はロックを聴かない」を歌った投稿があるんですよ。

上野:まだ有名じゃない頃ね。

カンノ:そこに「明日はライブ。遊びに来てね。渋谷ocrest」(原文ママ)と書いてあったんです。すごいよね。

https://www.instagram.com/p/BzK3HPHhR1v/?igshid=tzp8undnksv9

上野:めちゃくちゃ身近に感じたね(笑)

カンノ:渋谷O-Crest、行くっしょ!

上野:行くよね!だって渋谷Oの系列で一番小さいライブハウスだもんね。

カンノ:もう普通行くじゃん。でもコメントを見たらさ、「明日は行けないけど頑張って」みたいなことを書きやがっててさ(笑)行けよ!行けよ!これからバカ売れするんだからさ!

上野:確かに、もう2度とCrestで見られないからね(笑)

カンノ:優里なんてもう2度とCrestじゃ見られないよ!行けよ、馬鹿!っていうかさ、「行けないですが頑張ってください」っていう奴、何?

上野:アハハハハッ!

カンノ:今日その話していい?(笑)マジ何なの、アイツら?(笑)

上野:「行けないですが頑張ってください」勢ね(笑)

カンノ:全然言わなくていいよな。って優里さんも思っていたと思うんですが(笑)

上野:自分の思いを勝手に託すなよ(笑)

 

カンノ:それからたった4ヶ月の2019年10月。10月の始めに渋谷で路上ライブをやっていました。そこでMY FIRST STORYの曲をカバーしていたんです。そうしたらマイファスのボーカルのHiroさんが途中で入ってくるんです。

上野:えっ、たまたま?

カンノ:たまたまです。それでHiroさんが2番を歌って、一緒にインスタに写って。Hiroさんも「夢を追っかける若者を応援する」みたいなことを言ってて。

カンノ:これが10月始め。そして11月の末。さいたまスーパーアリーナのMY FIRST STORYのワンマンライブですね。

上野:うぉ~、マジか(笑)

カンノ:招待で来ていた優里さん。観客席にいます。そこでHiroさんからサプライズで「優里、ちょっと来いよ」ということで、そこでまたマイファスの曲と「かくれんぼ」を一緒に歌うんですね。

上野:なるほどねぇ~。

カンノ:「かくれんぼ」はHiroさんがレコーディング監修をしているんですね。

上野:すげえ出来た話だなぁ。

カンノ:この出来過ぎた話を半信半疑でもなく真正面で受け止めているファンの人たちがすごいよね(笑)だって10月の初対面から11月のライブの間にレコーディングを済ませてるんでしょ。ちょっとテンポが良すぎるよね。

上野:まぁ、そういうことになるよね。

カンノ:全部の準備が終わった状態だからさ。それで「招待で来た優里をサプライズで呼ぶ」だもん。ちょっと俺は疑いかかっちゃうけど、まぁそれは野暮なわけですよ。ということで、優里さんがカバーをしていたマイファスの曲を聴きましょう。優里さんのバズのきっかけの曲ですね。お聴きください、MY FIRST STORYで「花 -0714-」

上野:この曲は「ハナレナイヨ」って読むんですね。

カンノ:7月14日に花を渡すんでしょうね。

上野:なるほど~(笑)

カンノ:この曲のカバーで優里さんはドーンと売れていくわけですよ。

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『Radio OK?NO!!』は毎週日曜23:30から放送です!市川うららFMにて、是非お聴きください!インターネットでも下記リンクから聴取可能です!次回の放送は2月7(日)「イントロ BUMP or RAD!?」です。お楽しみに!