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Radio OK?NO!! 第29回「30歳特集~後編~」

OK?NO!!の上野翔とカンノアキオで市川うららFMにて『Radio OK?NO!!』を放送しています。ここでは毎週の特集を文字起こしという形で記載します。今回は第29回の1025日放送分、「30歳特集~後編~」をお送りします。

 

 

 

カンノ:ミスチルやドリカムなんていうのはビッグネームですから。ちょっとスケールが違いますね。だから俺たちがリアルタイムで聴いていたミュージシャンの30歳の頃とか知りたくないですか?

上野:確かに気になるね。

カンノ:くるりの30歳。

上野:どの辺りだろう?

カンノ:くるりの岸田さんの30歳なんですが、岸田さんって風貌があんまり変わらないですよね。年齢不詳感はずっとあるんですが、30歳はここでした。聴いてください、リップスライムとくるりで「ラヴぃ」

 

 

上野:ミスチルやドリカムはリアルタイムで聴いていたわけじゃないんだけど、この曲はリアルタイムだね。

カンノ:この番組の必須ワードになりつつある、「MDからiPodへ」の時ぐらいですよ(笑)もちろんこの曲もそうなんだけど、くるりが最初のベスト盤を出した時が岸田さんが30歳の時なんです。『ベストオブくるり/TOWER OF MUSIC LOVER』ですね。

 

 

カンノ:これ、俺たちは無茶苦茶聴いたよね!ここからくるりの過去を高校生の頃とかに紐解いてた印象があるんですが、それが30歳なんです!

上野:30歳でベスト盤かぁ~。

カンノ:俺がベスト盤を出すとしたら、会社員時代、上司にかかと落としされた時の音とかが入りますよ!真正面に喰らうかかと落としって、痛くないの!「スコーン!」って入ったときのかかと落としは、驚きが強すぎて痛みはまるでありません!

上野:びっくりし過ぎただけでしょ?(笑)

カンノ:その音と当時の仕事が辛すぎて、営業車の中でむせび泣いていた時の音も入ります(笑)

上野:それはベスト盤じゃなくて、「お前が聴いて死にたくなる音集」だよ(笑)

カンノ:だから30歳って真っ当に音楽をやっていたら、ベスト盤という区切りがつけられるぐらいの年齢なんですよ。

上野:ちゃんとメジャーで活躍している人はそうかもね。

カンノ:違う違う、そういう人しか「音楽をやっている」って言えないの(笑)

上野:今日はお前、厳しいな~(笑)

カンノ:メジャーでCDを出して、バイトもしないで音楽をやっている人しか、「音楽をやっている」って親や世間は認めてくれません!インディーにいたって親が喜ばない!近所の人も褒めてくれない!

上野:Mステとか紅白に出たら親が認める感じ?(笑)そんなの一握りの話だからさ…。

カンノ:だからそういった一握りのことをやってしまったということですよ。

 

カンノ:ビッグネームのミスチル、ドリカム。リアルタイムで聴いていたくるりと来たので、もっと昔の曲を聴いてみましょう。最近亡くなられた筒美京平さんの30歳。

上野:うわぁ~、全然知らないや。

カンノ:80歳で亡くなられました。だから30歳は50年前です。50年前の筒美京平さん作曲の楽曲を聴いてみましょう。尾崎紀世彦で「また逢う日まで

 

 

上野:これは凄すぎて嫉妬もなにもないでしょ?

カンノ:この曲が30歳という事実に少しぼーっとしてしまいました(笑)もっというと、これは元々別の人に当てられた曲で。それがヒットしなくて、歌詞を変えたものを尾崎紀世彦が歌って大ヒットしたのが「また逢う日まで」なんですね。だから20代の時には曲は出来ていました。

 

 

カンノ:そして「また逢う日まで」の2ヶ月後に堺正章の「さらば恋人」がリリースされています。これも30歳と。

 

 

カンノ:あんな印象的なイントロを0→1で作れるのかっていう話ですよ。

上野:これはちょっと次元が違うね。

カンノ:違い過ぎるね。これは何とも思いません。

上野:俺は筒美京平のことをそんなに知らないけど、ブラックミュージック的なものを歌謡曲の世界に持って来た人ですよね。そういう意味でも今のJ-POPの系譜を辿っていくと、筒美京平に辿り着くよね。

カンノ:「Aメロ→Bメロ→サビ」みたいな展開を持ってきたのはこの曲が最初っていう逸話もありますからね。だから、それを、30歳で、作れるかどうか!!あ~、悔しくなってきちゃった!!俺も思い付きたい!!

上野:俺もう本当にお前が嫌になってきた(笑)

 

カンノ:というわけで「30歳特集」をお送りしてきました。やっぱり30歳って大きいものをドーンと出す時なんですね。でも作っている人も、自分が30歳であることをそりゃ意識するよね。だから30歳で売れてないっていうのはダメです。社会のためになりません!皆さん、社会のために生きましょう!

上野:誰に向けたラジオなんだよ…(笑)

カンノ:聴いているお前だ!!30歳で表現者として生きていきたい夢追いのお前だ!!

上野:それはお前なんだよ(笑)

カンノ:売れたいな~。っていうことで、30歳になったので一層頑張っていかなきゃいけないなと思う特集でした。最後はゆずの曲をかけます。正しくなタイトルの曲なんですが、この曲もPVがあって、くたびれたサラリーマンを北川さんが演じてるんですよ。それを中学高校の頃見て、「30歳は仕事から帰って1人で缶ビールを飲んで、明日の仕事に憂鬱さを抱えて眠るんだな~」とか思っていたその年齢になってしまいました(笑)当然、私も毎日くたびれております(笑)30歳は疲れますね。疲れて音楽をやめちゃいそうです(笑)「疲れたのでやめます」はまだ言いたくないな~(笑)

上野:そりゃそうだね(笑)

カンノ:まだまだ頑張ります(笑)ってことで最後の曲です、ゆずで「もうすぐ30才」

 

 

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『Radio OK?NO!!』は毎週日曜25:30から放送です!市川うららFMにて、是非お聴きください!インターネットでも下記リンクから聴取可能です!次回の放送は11月8日(日)です。お楽しみに!