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Radio OK?NO!! Podcast #004「2021年上半期カバーアルバム特集」

OK?NO!!の上野翔とカンノアキオで市川うららFMにて『Radio OK?NO!!』を放送しています。そしてこの番組のPodcastが始動しました。楽曲部分をカットして、トーク部分のみを配信しています。ここでは合わせて番組内で紹介した楽曲のプレイリストと、放送後記も記載します。今回は2021年6月27日に放送した「2021年上半期カバーアルバム特集」を配信します。

 

 

#004「2021年上半期カバーアルバム特集」放送後記

カンノ:今年の上半期ラストの放送だったので、今年の上半期にリリースされたカバーアルバムを振り返ってみました。僕の知っているアーティストだけでも10組以上はカバーアルバムをリリースしてましたね。そのなかから厳選して曲をかけました。たとえば氣志團もカバーアルバムを出していて、それが筒美京平作曲縛りのカバーアルバムなんですよ。それは渋すぎて今回の選曲からは選べなかった(笑)

カンノ:それに対してDEENのシティポップカバーアルバムはツッコミしろが満載じゃん(笑)

上野:やっぱりDEENのシティポップカバーで山下達郎っていうのはおかしいと思うんだよ(笑)そんなのシティポップでもなんでもないと思うんだよ(笑)「シティポップ」という言葉が生まれたことによって時代感がバグってるというかさ。

カンノ:DEENがシティポップをやることの意味性はもっとほしいよね。

上野:僕らって中途半端な世代だと思うんですよ。上の世代の人も、下の若い世代の人もたくさんいるなかで、30歳って微妙な感じというか。この中間の世代として考えるんだけど、言葉の定義ってちゃんと決めたほうがいいよね。

カンノ:言葉の定義によって、それをやることの意味は出てくるよね。特にカバーアルバムって意味性が大事じゃん。それをやることの意味って。

上野:そうだね。だってシティポップという言葉が生まれる以前からヤマタツのカバーなんてたくさんあったわけだし。そのあたりの難しさが最近出ているというのがね。

カンノ:これは本編でも話してますが、「夜もヒッパレ」とNHKの「Covers」の対決構造はあるような気がしていて。やっぱりカバーアルバムなんてものは、カラオケ上がりじゃないけれど、みんなでワーッと楽しめるようにしたとか、「この人がこの曲カバーするんだ」という出オチ感とかで本来は充分だったと思うの。それが「夜もヒッパレ」的なカバー。それがどんどんそういうものじゃ済まなくなって、カバーアルバムなのに自身のアーティスト性を提示しようとしてきている、「アーティスト然としているカバーアルバム問題」というのが「Covers」方向のカバーアルバム。

上野:アーティスト側の問題としてそれはあるよね。もうちょっと話を大きくすると、さっきの「シティポップにヤマタツが入っている問題」というのは、ちょっと複雑な気がしていて。たとえば「今、フォーク特集をやったらどうなるんだろう?」と考えると、「フォークミュージシャンにあいみょんは入ってくるのか?」ということと近い気がしていて。それは歴史のバグだもんね。

カンノ:歴史の改ざんだよね(笑)だから人間、悪気もなく公文書も改ざんしちゃうと(笑)

上野:そんな大きい話じゃないよ(笑)

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『Radio OK?NO!!』は毎週日曜25:30から放送です!市川うららFMにて、是非お聴きください!インターネットでも下記リンクから聴取可能です!次回の本放送は2021年7月25日(日)「第2回東京特集」です。お楽しみに!