OK?NO!!の上野翔とカンノアキオで市川うららFMにて『Radio OK?NO!!』を放送しています。ここでは毎週の特集を文字起こしという形で記載します。今回は第27回の10月11日放送分、「青春の終わり特集~後編~」をお送りします。
カンノ:続いてパンクバンドではないんですが、青春バンド枠として紹介します、CHARCOAL FILTERです。チャコフィルですね。「MATCH」のCMでお馴染みでした。
カンノ:そんなチャコフィルが解散したときの最後の曲です。CHARCOAL FILTERで「素晴らしい日々へ」
上野:これは解散ソングな感じがするね。
カンノ:これは前の2バンドと違って、「このシングルで解散します」と発表して解散しているんです。
上野:じゃあ綺麗に終わってるね。
カンノ:きっぱりしてますよ。前の2バンドの未練たらしさはないですよ(笑)これも2007年のシングルです。では1番の歌詞を見ます。
偶然と呼ぶには気が引けるような
そんな出会いを僕らはして
歩いてた道のりはいつの日か
僕の小さな誇りになった
誰だって一度の人生の中で
夢に敗れる時が来ても
ひたすらに歩いてくそのことが
いつか大きな誇りになると
わけもないくらい信じ続けた
言葉少なくても わかってる
わかってる もう大丈夫
届けたい
時を越えて風になって
時を越えて風になって
泣いて笑いあった それだけで十分だろう
時を越えて風になって
時を越えて風になって 歩き出す
これからの素晴らしい日々へ
カンノ:これは泣いちゃうね。「夢に敗れる時が来ても」とかさ。それが「いつか大きな誇りになる」んだからさ。「MATCH」のCMのときは高校生たちに向かって歌っていたじゃん。それが最後には自分たちに歌うっていうさ。
上野:この曲は解散ソングの中でも、何年後かに自分で聴いて良かったと思う曲だよね。
カンノ:「これで後腐れはありません」という表明の曲ですよ。
上野:バンドをやめた未来への自分に向けた曲だよね。
カンノ:だから終わるときはパッと終わったほうが良いんだろうなぁ。
カンノ:「青春パンクといったら175R」と先ほど言いましたが、あれは嘘です。本当はこっちです。GOING STEADY。
上野:でもGOING STEADYは難しいよね。
カンノ:ムズい!でも、175Rよりは断然こっちが浮かぶよね。まぁ、何をもって「青春パンク」とするかの難しさもあるんですが。まずは曲を聴きましょう。最後のシングルの曲ですね。GOING STEADYで「青春時代」
カンノ:ここでは歌詞を読むという野暮ったいことはしません(笑)実はゴイステの話を上野君としたことがありません。どう思ってた?
上野:俺は先に銀杏BOYZから入って。それで近所の中古CD屋で、銀杏がアルバムを2枚同時リリースしたじゃん。あれをどっちも買って。それで家帰って、親もいなくて。そのまま家のステレオで聴いたらバコーンって爆音が鳴って(笑)「親いなくて良かった…」って思い出がありますね(笑)
カンノ:なるほどね。俺はゴイステだと、2002年に「童貞ソー・ヤング」というシングルが売れてて、『CDTV』でランキングにずっと入ってたんだよね。それでPVがずっと流れてて。その頃から苦手だったね(笑)
上野:カンノはゴイステ苦手そうだよね(笑)
カンノ:俺はね、理性がない人間が苦手だね(笑)
上野:「童貞ソー・ヤング」とか叫んでほしくない(笑)
カンノ:そのノリが嫌で嫌でしょうがなくて。多分、音楽好きだと珍しいんだけど、完全に嫌いなバンドとしていましたね。それで現在に至るまで、銀杏BOYZも含めて全然聴いていないです。それでこの企画をやろうと思ったときに、ゴイステは流石に流さなきゃなと思ってさ。175Rやロードオブメジャーは冷やかしがてらサブスクで聴くことはあったの。でもゴイステは本当に聴いてなくて。それで聴いてみたら、ノイジーな中叫んでて、でもユニゾンが美しくて、この曲はメロディーがワンループである種のフォークソング的なところがあって、「これが良い」とか「これが刺さる」みたいなものが、今になってようやく理解できました(笑)そもそもゴイステが苦手だったことも忘れてたね。今となっては峯田さんはある意味、普通になったじゃん。普通に話題に出るし、ドラマやバラエティにも出るし。一般的になったイメージはあるんだけど、当時は異物感バリバリだったじゃん。でも思春期の頃はそういうのが本当に苦手で。でも苦手だったことも段々と忘れていって。ということを最近思い出して、みたいな(笑)その感じが面白かったですね。
上野:ある意味、自分の青春の終わりを思うよね。
カンノ:そうだね。「ゴイステ、聴いても大丈夫だよ」って当時の僕に言ってあげたいですね(笑)
カンノ:今日は青春パンクを主に流してきましたが、この2020年に新たな青春パンクが爆誕しました。現代の青春をかけたいと思うんですが、やっぱりこのサビのメロですね。これは青春パンクっしょ!
上野:思う、思う。分かるよ。
カンノ:だから、「本当にこんなこと、やりたかったのかな?」と疑問に思ってます(笑)
上野:ストレートに言ったね(笑)
カンノ:そんな、疑問に思った曲をかけて終わりたいと思います(笑)聴いてください、Creepy Nuts×菅田将暉で「サントラ」
『Radio OK?NO!!』は毎週日曜25:30から放送です!市川うららFMにて、是非お聴きください!インターネットでも下記リンクから聴取可能です!次回の放送は10月25日(日)「30歳特集」です。お楽しみに!