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Radio OK?NO!! Podcast #020「May J.デュエル!」特集文字起こし(後編)

宅録ユニット・OK?NO!!の上野翔とカンノアキオでSpotifyで聴けるポッドキャスト番組『Radio OK?NO!!』を配信しています。こちらではその文字起こしを前編、後編に分けて掲載します。今回はMay J.さんの楽曲を戦わせてどちらが強いのかを競うMay J.デュエル!」特集の文字起こし(後編)を掲載します。前編は下記リンクから。

 

Radio OK?NO!! Podcast #020「May J.デュエル!」特集音声は下記リンクから。ポッドキャスト登録を是非、よろしくお願いします!

 

【第2戦目】

上野:では第2戦目は僕が先攻でいきます。オリジナル曲でいこうと思います。選んできたのはこちらの曲です、May J.で「DESTINATION (D.O.I. HIP HOP MIX)」

カンノ:これはズルいな~。

上野:これはね、このトラックが好きっていう理由(笑)そしてfeat.がTARO SOULです。

カンノ:だってこれ、「B-BOYイズム」じゃーん(笑)

上野:だからMay J.ってこの方向の可能性もあったかもしれないんだよ。これは2007年のアルバム収録曲ですね。

カンノ:だからカバー歌手になる全然前の時期ってことだよね。このころはキューンレコードに所属していて、RHYMESTERPUSHIMとかHOME MADE家族と「I Say Yeah!」ってシングルを出したりね。

カンノ:そんな流れがありつつ、D.O.I.さんというヒップホップエンジニアの人のリミックスで頭にあのホーンが流れるというね。日本語のヒップホップが好きな人は誰もが一度は聴いたことのあるフレーズが入ってて。そういう世界とMay J.がギリ関係あった時代だよね。

上野:あのときは関係があったんですよ!

カンノ:アハハハハッ!

上野:May J.のアルバムのジャケットも、最初のころは肌黒目でさ。

カンノ:R&Bっぽかったんだよね。

上野:そう!R&Bシンガーっぽかったんだよ。ヘソを出したりね。そういうのがキャリアのスタートだったんだよ。それが気づいたら「君をのせて」を歌ってたんだけど(笑)だからこの方向性のままいって成功してた未来があるとしたら、今May J.はなにをしていたんだろうか、ということに思いを馳せたりしてね。

カンノ:安室奈美恵っぽくなっていたのか?

上野:なってたのかね~?そんなことを思ったりしました。

カンノ:では後攻、僕もオリジナル曲でいきましょう。じゃあ今年のシングルいきますか。

上野:おぉ!最初期vs最新だ!

カンノ:ではこの曲をお聴きください、May J.で「Can’t Breathe」

カンノ:これは2021年の楽曲でございます。

上野:これかっこいいね。

カンノ:なんか、洋楽っぽいよね。

上野:アハハハハッ!

カンノ:日本語も入ってるけど、それも日本語にあんまり聴かせないようにしてるよね。曖昧な発音というか。そのなかで歌われていることが「言葉のナイフ」「匿名のメイト」「理不尽なヘイト」「言葉は紙一重」と誹謗中傷について歌われていますね。

上野:朗読すると可哀想な気持ちになってくるな(笑)

カンノ:ダークめだよね。暗めな洋楽な感じがしますね。これが最新のMay J.でございますけれども。

上野:さぁ勝敗ですね。どっちを取るか。最初期の元気いっぱいのMay J.か、誹謗中傷をテーマにした暗いMay J.か(笑)

カンノ:でも強さでいったら、やっぱり上野選曲のあの出だしのホーンは強いんだよね。

上野:あの大ネタを使える強さはあるよね。あれができるのは強いよね。

カンノ:無邪気な笑顔でやってそう。

上野:プロデューサーサイドとしても、このネタをぶつけても大丈夫なくらい買われてたと思うんだよね。

カンノ:たとえば俺らなんかができる大ネタじゃないじゃん。

上野:あんな大ネタ、無理に決まってるよ(笑)

カンノ:そういうことができる強さとかをみると、やっぱり2戦目は上野君の勝ちかなと。

上野:ということで2戦目は「DESTINATION (D.O.I. HIP HOP MIX)」の勝利です!

 

【第3戦目】

上野:じゃあ最終決戦はカバー曲で決着をつけましょう(笑)

カンノ:私から先攻を取らせていただきます。May J.さんのこちらの曲ですね、キマグレンのカバーいってみましょう、「LIFE」

上野:えっとこれは新曲じゃないんですか?

カンノ:アハハハハッ!

上野:これはオリジナル曲じゃないんですか?(笑)

カンノ:これ、アレンジ気合い入ってるよね~。

上野:気合いが入りすぎてカバーの要素が2~3割しかなくなってるよね(笑)

カンノ:「ハ~イエ」部分が辛うじて残ってる感じだよね。サビの「泣きたくて~」は結構違ってるもんね(笑)

上野:あの部分、ギリギリでオリジナル曲として通せそうだよね(笑)

カンノ:キマグレンの「LIFE」ってもうちょっと軽快じゃん。

上野:そうだね。

カンノ:May J.カバーはサビで叩きつけてくる感じというか(笑)「泣きたくて~」はこっちのほうが説得力が強い気がしますね(笑)この「LIFE」のカバー好きなんだよな~。これは最終戦に取っておいたカバーですね。

上野:これは強いなぁ~。じゃあ僕も最後、これを流そうかなと思います。お聴きください、May J.で「All I Want For Christmas Is You」

カンノ:負けた~!!

上野:アハハハハッ!

カンノ:絶対「LIFE」で勝てると思ったのに~!!これは裏切られたな~。

上野:僕もこれ聴いたときに「これは来たなっ!」と思ったね(笑)

カンノ:これはヤバいな~。まず今、これを聴いたときね。朗々と歌うじゃん。元々はマライアキャリーでしょ。「あっ、マライアパターンね」と。「May J.がマライアを歌うのね」と。だからMay J.がマライアをやっているだけのことかと思ったの。だから「どこに需要があるんだよ~!」ってツッコむ気満々だったの(笑)その準備を整えてたんだよ。そうしたらツンチャカツンチャカ言い出したからさ(笑)「チャッチャッチャッチャ~」ってなんだよ(笑)CLUB MIXみたいになっちゃったからさ。ビックリしちゃったね。

上野:まず前提として、この曲はマライアキャリー以外歌っちゃいけないと思うんだ(笑)それを完全に真似た歌い方で最初に歌ってさ。

カンノ:「このパターンね、はいはい」と私も思いましたよ。

上野:そうしたら「ドッツー、ドッツー」でしたね(笑)

カンノ:これはすごかったね…

上野:合わせ技で「誰が聴くんだ選手権」優勝ですよ(笑)

カンノ:どんがらがっしゃーんだったな~。久々に曲を聴いてびっくらこいたね。

上野:トータルで強いでしょ?

カンノ:強い!これは負けたね。

上野:やった~!

カンノ:ということで2勝した上野君の勝ち~!

上野:ありがとうございます~!

カンノ:これは完膚なきまでにやられました。参りました。クッソー、「LIFE」は正攻法に戦いすぎたか…!

上野:「LIFE」は全然正攻法じゃないよ(笑)「LIFE」は技として複雑すぎるかな(笑)

カンノ:「LIFE」をたっぷり歌い上げてるっていう面白さだからね(笑)上野選曲のほうがわかりやすく裏切ってるもんね。というわけでMay J.さんもいろんな幅のあるカバーをやっておりましたね。

上野:幅はすごかったね。

カンノ:そしてキャリアも最初期から最新までさらいました。じゃあ最後に大ネタ、May J.さんの「Let It Go -Japanese Version」を聴きましょう(笑)これも久々に聴くな~!

上野:たしかに久々だね~。

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『Radio OK?NO!!』はパーソナリティーの上野翔とカンノアキオが、最新J-POPやちょっと懐かしい曲をクイズやゲーム、時には曲同士を戦わせつつ(?)、今までになかった音楽の切り口を発見しようとする音楽バラエティ番組です。Podcastは毎週月曜日、文字起こしは毎週月曜日と金曜日に前後編にわけて更新しています。是非ともPodcastはてなブログへの登録をよろしくお願いします!