Y…You-Suck
オ…オノウエソウ
カ…カンノアキオ
3人で喫茶ルノアールに集まって音楽を中心とした駄話。特にテーマを決めずに話したことを3つに分け掲載。その①は令和の時代に持って行かれることはない、平成に置き去りになるであろう音楽について。
カ:平成置き去りソングの話がしたいっすね。
オ:俺は置き去りで言うと、音のアップデートって進んでるじゃないですか?
カ:はいはい。
オ:初期PIZZA OF DEATHのようなしょうもない音が大好きなんですよ(笑)ああいうのってもう今は無理だよね。
カ:所謂、初期衝動。
オ:とかをもう、音で出せないよね。言葉と音がリンクしている時期があったと思うんだよね。
カ:あぁ~、分かるよ。
オ:歌詞の中で「俺はこういうことは出来ないけど、やりたいんだ」みたいなことを言ってるパンクスとかさ。それこそNUMBER GIRLが再結成して、新しい音源を作って、当時の歌詞の名残があったら、どっちらけると思うのね。「あの頃の方がよかった」みたいな老害的なことを思っちゃう気がする(笑)言葉と音がリンクしなくなったはあると思うんだよね。ヒップホップはまだ、サンプリングであえて汚くっていうやり方があると思うんだけど、バンドはもう無理だよね。8トラックのMTRでって「馬鹿なの?」って話だから(笑)
カ:「音が汚いからダメ!」って言われちゃうもんね。
オ:そう、「音が汚いからダメ!」って言われちゃうんだよね。「音が汚いから良い!」ってもうならないんだろうね。カンノは平成置き去りソング、何かあります?
カ:僕はRIP SLYME「楽園ベイベー」はあるかと思ってて。
オ:それはなんで?
カ:ラテン。
オ・Y:(笑)
カ:でも分かるでしょ(笑)
Y:ポルノグラフィティの話?
カ:そうそう!
オ:通じてんな!(笑)
カ:でも、2000年から3,4年ぐらいだったと思うんだよね、ラテンがオリコン上位に入ってくるのは。今は絶対来ないと思うんだよね。
Y:タキツバとかね。
オ:懐かしいなぁ。
カ:ラテンは今は無理。
Y:確かになぁ(笑)
カ:あれがかっこよかったという事実は、ちょっとタイムカプセル感がある。
Y:ラテンは平成に置き去りにされた(笑)
オ・カ:(笑)
カ:言うなればJ-POPラテンですかね。その上で、RIPは「楽園ベイベー」を、5人が“私たち仲良しですよ”的振り付け、振る舞いでライブでやっていたものが、この平成の終わりに炙り出される感じというか。「あれは幻だったんだぁ」って思う感じがあったかなぁ。
仕方がないですね。最初は自分たちで始めたんですけどね。中からも外からも追いやられましたね。 https://t.co/hheJ72s38K
— PES (@pepes_jp) March 21, 2019
Y:ポルノの本で、「ラテンと日本人は相性がいい」って読んだんだよね。
カ:「ラテンと日本人は相性がいい」という記述の、平成置き去り感ね。